和也
 「オカマのフリしてセクハラ〜♪」
ダラス
 (…ちょっと、なによ?その歌詞……)
尚也  (ちょっと放っておいたら、随分仲良くなってないか…?……まずいな)





尚也  「兄さん、そのオカマとの付き合いは程々にしておいてくれ」
和也  「何を言うんだ、尚也。このピンクのオカマは面白い人だぞ?」
尚也
 「面白けりゃなんでも良いんですか、貴方は!?俺はこんなオカマは認めない!」
和也  「なぜだ?このオカマの何が気に入らない?」
ダラス  (……オカマ、オカマ言うな)





尚也
 顔だ!!オカマなのはともかく、そんな顔の男は兄さんに相応しくない!」
和也  「なんだと!?顔なんて今の時代、いくらでも変えられるさ!」
尚也  「俺は整形や化粧で誤魔化すのは大嫌いだ!自然であってこそ美だ!」
和也
 「お前の好みは関係ないだろう!?大体、お前が汐瑠君を俺に譲ってくれれば
 こんな事にはならないんだっ!お前ならいくらでも次が探せるじゃないか!?」
ダラス  「キー――ッ!なんなのよっこの兄弟!!」





ダラス  (失礼しちゃう!プンプンッもう帰るわ!)
和也
 「もう頭にきたっ。汐瑠君を譲ってくれないなら、兄ちゃん、あのオカマと結婚しちゃう
 もんねっ」
尚也  「なっ……!!」





尚也

 「ちょっと待ってくれ兄さん、いくら異世界とはいえ、そんな風に自棄になって失敗する
 なんて馬鹿げてる。…そうだ、なにやらダウンタウンという場所があって、そこで新たな
 出会いも出来るらしいな…。どうだろう?ここはひとつ、そこに行ってみるというのは」
和也  「え?ダウンタウン?」

和也が興味を示したぞっ、一気に丸め込め!

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きさき・・・・・・ ・
后兄弟

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