尚也
 「しかし、それって要はナンパだろう?俺は今までナンパなんてした事が無い。
 俺にそんな事が出来るのか…」





尚也  「兄さんが声をかければ、大抵の男(&女)は乗って来るさ」
和也
 「そうなのか……?…だが、俺は尚也みたいに口も上手くないし、手も早くないし…。
 本当に大丈夫だろうか?」
尚也

 (………)
 「何を言っているんだ、兄さん。俺たち兄弟は見てくれが良い。なんだかんだ言っても
 これは大きな武器だぞ?もっと自信をもってくれっ」
和也  「そうか……」
尚也  (よし、上手くいきそうだ…ニヤリ





尚也



 「そもそも動物は、自分により近い見た目の者と結ばれるのが自然なんだ。
 ゾウがネズミに恋をしても困るだろう?だから兄さんも並以上の男と結ばれるべきだ!」

 あ、肩に糸くずが。

それっぽい事を言いながら、他の事に意識をそらさせるテクニック。

和也  「な…なるほど……」(というか、男限定なんだな…)





尚也  「ところで汐瑠君、さっきの続きだが…。どうだろう?この際、私達も ―――」
和也
 「こらこら尚也、汐瑠君が困っているだろう?はっはっはっ」

珍しく、まともな和也。ダウンタウンへの夢が膨らみ、心に余裕ができたようです。

それにしても尚也はこんな話ばかりしている…。黙っている時も、唇マークやおしゃぶりマークを思い浮かべたり。確か、尚也は[楽しさ願望]にしたはずなんですけど、考えてる事は[ロマンス願望]や[家族願望]っぽい;
というか、度重なるセクハラに、さすがの汐瑠も険しい表情に…っヾ





和也  「あ〜…、なんか眠い……。…ぐぅ」
尚也  「あ、寝た」

ご飯食べながら寝る、子供のような和也。

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きさき・・・・・・ ・
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ゴキブリ、そして… 16