きさき・・・・・・ ・
后兄弟

異星の王子様 26



尚也

 「しかし兄さん、汐瑠君の兄である恵瑠(めぐる)は俺の親友だ。その恵瑠に断りもなく
 汐瑠君と結婚してしまうというのは、さすがに非常識だろう……」
和也

 「何を言っている尚也。この世界では何でも有りだぞ?常識なんて、大便を召し上がれ
 (クソくらえ)だ」
尚也

 (………メチャクチャだけど妙な説得力が…;) 兄さん一皮むけたな…。
 しかし、「大便」って…。丁寧に言ったつもりか?

やっぱり、出産を経験して変わった……?;




和也


 「大体、そんな事言っていて、誰かに横からかっさらわれたらどうするつもりだ?
 お前がついていてそんな事になったら、それこそ恵瑠君に申し訳が立たないぞ。
 …なあ?汐瑠君」

汐瑠  「え?…あ、はい……」 何が?




尚也
 「…そんな事にはさせないさ」
和也  「しかしだなぁ…、宇宙人が良からぬ力を使って汐瑠君に迫ってきたりしたら…」
汐瑠  (え!?何?何の話っ??;) てゆーか、また視線が…。





和也
 「よーし、皆そろったな。では、いただきます」
 「いただきまーす」





シュリオン
 「うわーぁ、今日はお魚か〜。美味しそ〜v
和也  「ところでシュリオン、今日は学校の友達が遊びに来たんだって?」
シュリオン  「うん!楽しかったよ〜。あ、そうだパパ。“ふりかけ”って何?」
和也  「“ふりかけ”…?」 何?
尚也  (“ふりかけ”……。振り込め詐欺との駆け引き…?)

お坊ちゃまズ。


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