3月12日(土) 

         6時起床、シャワー。

        急いで支度して6時50分にはフロントへ。JCBカードが使えず 10分ロス。

        JCBは サービスが細やかで好きなカード会社なんだけど、ヨーロッパで弱いのが玉に瑕。
        結局 VISAで決済。Twin 朝食つきで220ユーロ(2泊)也。

         レオナルド・エクスプレスのホームがやたら遠い。
        脇目もふらず構内を突っ切り、7時22分発に間に合った。

         切符は昨日 自動発券機で買っておいた。
        カードで購入しようとモタモタしてたら 制服を着た案内係のイケメンが丁寧に教えてくれた。
        こういうサービスを始めたのね、すごく安心。

      
         いよいよマルタへ。

        指定された座席は後ろから2列目。窓がない。気落ちしたK君の顔、思い出すと 今でも 笑っちゃう。
        客乗さんに訴えたけど 生憎、満席。 たった1時間ちょっとのフライト、我慢我慢。

         マルタへの第一歩。ヴァレッタ到着。

        初めてのところは未だにワクワクする。

        30数年前 ヒースロー空港でタラップを降りたときの足がガクガクした感覚、今でも覚えている。

         空港で両替。一万円が29.10LM也。

        さて ガイドブックのアドバイスどおり タクシーのバウチャーを切ってもらおうと思ったら、受付がクローズ、?
        仕方なく誘われるままにタクシーに乗ったけど “地中海通信”情報、6LMを確認するのを忘れない。
        なのに 降りる段になって7LM要求され、初っ端からこれ?と思ったけど 今は7リラが相場らしい。疑ってごめんね。

         ホテルは メリディアンに連泊することにした。

        日程を何度か変更したので お得なレートで泊るために手配が2系統 と変則的になってしまったが 結局ここに落ち着いた。

        着いたのが早すぎて 部屋の用意ができるまでロビーで待つことに。 さりげなく飲み物のサービスがあるあたり さすが。
        やがて通された部屋は眺望がイマイチだったし、後で気がついたことに ものすごくタバコ臭かった。でも 明日からは
        デラックス・ルームを頼んであるので、今日は ま、いいか と言うことで。

        空港に降りた時どんよりしていた空が晴れ渡ってきた。気温も随分上がったようだ。

            
 
町を歩く。
ホテルを出るとすぐ左にシティ・ゲートがありそれをくぐると旧市街が広がる。
観光案内所で地図と バスの時刻表をもらい
首相官邸聖母ヴィクトリア教会アッパー・バラッカ・ガーデンへ。
高台からグランド・ハーバースリー・シティを一望すると 
かっては難攻不落の要塞であったことがよくわかる。

         リパブリック通りに戻って 腹ごしらえ。
        丁度 ランチタイムでどこも満席。
        空いてるカフェで“魚のスープ”を頼んだけど 不味かった。
        マルタ情報でお世話になったKeikoさんご推薦の“アリオッタ”とは程遠そう。


         考古学博物館が運良く開いていて、ふくよかなヴィーナス像や女神像など遺跡からの発掘物を見ることができた。
        明日から遺跡めぐりをする予定だけど 本物はほとんどこの博物館にあるんだって。

         ホテルに戻って部屋でティータイム。
        お湯を沸かし 持参した煎茶とおかきを頂く至福のとき。
      
         庭を散歩して戻ったら ターンダウン・サービスがされていた。
        スーツケース全開で出かけていたので ちょっと恥ずかしい。
        お風呂にお湯を張って 明るいうちにバスタイムを楽しんだ。

         夕飯はホテルのブラッスリーで ワインと軽めのものを。
        人でいっぱいのテーブルを縫うようにお給仕してくれる女の子の笑顔もご馳走。