3月6日(日)
カルタジローネ
前夜かなり雨が降ったようだ。 道路が濡れている。けど今は青空。
右手に広がる海がとても穏かで 気持ちのいいドライブを予感させる。 と思いきや、
晴れたり曇ったり、パラパラ来たり、お天気がめまぐるしく変わる。
途中で見つけた水汲み場 飲めませんって書いてあったけど いたずら書きなんだって |
カルタジローネの市街地に入り 狭い路地を走っていたら 偶然 スカーラのすぐ近くに駐車スペースを見つけた。
段毎に陶器のデザインが異なるスカーラ。
一つ一つ確かめるようにゆっくり142段を登り、サンタ・マリア・デル・モンテ教会へ行く。
丁度ミサの最中だったけど 入口が開いていたので そっとお邪魔した。
教会では珍しく パステルカラーのブルーが天井いっぱいに広がっていて 鮮やかなフレスコ画と相まってとてもきれい。
両脇のお店を覗きながらスカーラを下りて バロック建築の町をぶらついた。
陶器やさんを覗いて 記念にお皿や小鉢を幾つか買った。
お昼近く 町のあちこちに人が集まってきた。
先を急ぐことにして車を出そうとしたら 何台か集中してきた。 何処も駐車が大変なのね。
市街地はいつも道に迷ってしまう。車の速度に 地図が追いつかない。
今日も124号線を逆方向へ走って 慌てて戻った。
ルートに乗って安心してたら 行きたい道が通行止め。
地図を広げて思案してると
後ろから来た車が 「大丈夫、付いて来な」と 手で合図して行ってしまった。
いいのかな? 行っちゃおうか?
ボコボコ陥没の間を縫うようにスピードを上げる前の車を必死で追いかけた。
今日は日曜日で工事がお休みなので 自己責任で通れということのようで 現に何台もすれ違ったわ。
ピアッツァ・アルメリーナ
本日の宿は 念願のアグリツーリズモ。
HPで見つけた Gigliotto.
標識に従って私道へ抜けると 広い駐車場に着いた。
大型バスから熟年ツアーらしき人たちがワサワサ降りてる。
ゲッ! みんな泊るんだろうか?と思ったら お昼ごはんを食べに寄っただけだったみたい。
乗用車もたくさん止まっていて 広〜い食堂に人がぎっしり。
人気のレストランらしかった。
チェックインを済ませ 私たちもランチに参加させてもらう。
Gigliotoの大きなレストラン | 自家製ワイン | 前菜の一つ フリット | メインは豚肉とラムのグリル | デザート |
席に着いたら ワインと水がどんと置かれた。
オリーブ、 アーティチョーク、 カプレーゼ & フリット と どんどん前菜が運ばれて来る。シチリア名物の前菜攻撃ね。
美味しいよ、オリーブ。(大ぶりで美味しかったらしい、私はちょっと苦手)
アーティチョークは一つ食べればいいか。(私も同感)
カプレーゼが好き。 フリットも美味しい。ワインが進んじゃうね。
お次はペンネとリゾット。美味しいけど お腹がそろそろいっぱいか?
メインのグリルなんて ほとんど味見程度。
いつものように “もう いいの?”光線に恐縮しながら部屋に引き上げた。
Villa Romana del Casale
楽しみにしていたモザイク。
小雨が降ってきたけど屋内だから大丈夫。
絵のように精巧なモザイクが未だに鮮やかに保存されていることに驚いちゃう。
3世紀の貴族の別荘らしいが その頃既に暖房システムが完備されていたのね。
さて現代に生きる私たち、その夜は寒くて布団の上にコートを掛けて寝てました。
先のエーリチェ同様 アグリも夏来るべし と肝に銘じた。