3月8日(火)

          7時起床。
        朝ご飯は 薬品臭いジュース と パン と 自分で作る紅茶(しかも機械)のみ。 

           ノート 


         今日もバロックの町を見る。
        運良く 教会前の駐車場に止められた。

        町のあちこちに置かれたベンチは お年寄りの社交場。しかもおじいさんばかり。
        日本人か珍しいのか いつも以上に視線を感じる。ここは笑顔で Buon Giorno!

        ニコラチ通りはバロック様式の建物がいっぱいある。
        保存状態はいいとは言えないけど 手の込んだ彫刻は見応えあるね。
                         Duomoはまたまた修復中。
                          楽しみにしてきたお菓子屋さんも 14日までお休みだって。
        

           シラクーサ

          たわわに実をつけたレモンの畑や オリーブ畑を抜けて シラクーサに到着。

         毎度のことながら 宿に辿り着くまでが大変だったけど
         由緒ありげな館を改装したB&Bは苦労して来ただけのことはあった。

         まず 部屋が清潔、広い。シャワーしかないけど水周りもきれい。
         そして 働いている人たちが いい。素人っぽいけど とても親切で温かい。

           部屋とフロアと建物の入口の鍵をもらって町へ出かける。

          車は置いて バスを利用する。
          宿のあるオルティジア島の中のバスは無料らしいが 私たちが行きたいのは考古学地区
           丁度来たバスに
            “ギリシャ劇場へ行きたいんですけど 切符はどこで買えますか?”
          “いいよ、いいよ、乗りな” 
          じゃ、お言葉に甘えて。

          島のターミナルで運転手さんが交代しちゃったけど、次の運転手さんが 劇場近くになったら教えてくれた。
          交代した時 頼んでくれたみたい。 親切が身にしみます。

            近くのBarで アランチーニ と 紅茶 で簡単なランチ。
        


シチリアで一番大きな劇場

バラ窓とアーチが美しい
有名な耳で〜す

             印象的だったのがサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリス教会。今は廃墟のようだが バラ窓は健在だった。

          バスでオルティジア島へ戻り、港の方からアレトゥーザの泉までぶらぶら歩く。

          泉といってもパピルスがチョコッと生えてる水辺。それでも周りには結構お店があり、人出もあった。
           レストランのテラス席でショコラを飲んでいるうちに だんだん雲行きが怪しくなり 雷鳴が響いたかと思うと 突然の大雨。
          ほんとにバケツをひっくり返したような大雨で 海の色があっという間に変わってしまった。
          中に移動して 空や海の様子を眺めていた。こういう時間も悪くない。

           通り雨が行ってしまったので Duomoへ向かった。
          教会の中に神殿の列柱が並んでいるような不思議な建物だ。かってアテネ神殿が建っていた所らしい。
          木製の天井がとても美しい。

          夕飯は Archimede というお店で、タリアテッレとズッパ・ディ・マーレ。ワインはDちゃんオススメのPlanetaのSegreta白。
           ここでも 前菜がズラーっと並べられていて 心惹かれたけど、なにせ 少食な私たち私たち?)
          食べ残すことにすごく抵抗がある私としては むやみに注文はできない。

           お疲れ気味のK君 ホテルへ帰って、バタンキュー。
          天井の高い部屋はエアコンを最大にしてもまだ寒かった。