3月15日(土)  トルヒーリョ〜メリダ
インカ帝国を征服し 滅亡へ追いやったコンキスタドーレス(征服者)を数多く算出した町がある というので見学に立ち寄った。

エストレマドゥーラの荒涼とした大地。
オリーヴの樹しか目に入らない。

ナビは例によってつらつら居眠り。
まことに平和なドライブ日和でございます。







ペルーでは極悪人のフランシスコ・ピサロも
故郷では偉大な英雄。
サン・マルティン教会の前には 騎馬像がおわします。








マヨール広場からお城へ続く道を行くと
サンティアゴ教会、さらに奥に サンタ・マリア教会があって
なかなかいい散歩道。

キリスト教徒との戦いに備えて築かれたお城は その城門の馬蹄形のアーチにアラブの名残を見ることができる。

城壁の上からあらためてエストレマドゥーラを見渡してみる。
コンキスタドーレスがもたらした富がいかに膨大だったか、
トルヒーリョの貴族の館との対比は感慨深い。


 メリダへ向かう。

今日もパラドールに荷を解いた。
短パン、タンク・トップの軽装の団体さんが闊歩するパラドール。
ランチに寄ったレストランも 喧噪の中。
今までとあまりにも違うので ちょっとげんなり。

部屋に戻ると 国際電話だと言われた。
留守番中のDスケからだった。
何事? と思ったら お貸ししている部屋で水漏れがあったという。幸い 同じ集合住宅に懇意な方がいらっしゃるし、リフォームをお願いした会社もあるので 様子を見てもらって 修理を依頼するよう指示(偉そうに)

ついでに “どう、1人で?” と聞けば 
“快適♪” とのたまう。 
寂しがる年でもないか。 ま、よろしくお頼もうします。

お約束のローマ橋 国立ローマ博物館 円形劇場
ローマ劇場 水道橋で見かけた仲良し3人組 水道橋があると聞けばどこまでも追いかけて

小ローマと言われるほど ローマ時代の遺跡が町のあちこちにあって 時間を忘れて歩き回ってへとへとになって スペイン広場にたどり着いたら 『戦争反対』のデモ隊と一緒になった。
イラク侵攻があるやなしや テレビでも連日情報が飛び交っていたころ。
今(2007年10月現在)にして思えば この時期が 混乱の始まりだったのね。藪チャンすらこんなに長引くとは思ってなかったでしょうに。

パラドールの名誉のために
お部屋は明るくて 清潔で 静かで 快適に過ごせたことを記しておきます。