8月15日(日)
 7時過ぎに起床。
霧が立ち込め、モルゲンロートは見られなかった。2勝2敗。

来た時と同様、電気自動車で駅まで送っていただいた。
素敵な滞在に感謝。 又来たいな(^^♪

8時50分のパノラミックカー。
駅でわんさか見たツアーの人たちは 違う車両らしく こちらは ガラガラ。
時々 陽が当たってまぶしいものの おおむね快適。
クーラーが良く効いている。
独、英、仏語で要所要所に説明が入るので わかりやすい。

お隣の若い日本人カップルは 写真撮影に余念がない。
食堂車の予約もしているらしい。
気合が入ってますねぇ。
“若いっていいね(^^♪”と おじさんとおばさんは体力温存。

長いトンネルを抜けたら アンデルマット、今日の目的地。
日曜日は観光案内所がお休みだって(-_-;)
何だか閑散としている駅前から しばらく歩いたら ホテルやレストランが立ち並ぶ通りに出た。

川べりのホテルが今日の宿。
レストランがご自慢らしく 大勢のお客さんが食事を楽しんでいた。
チェックインを済ませて早速私たちも 野菜タップリのサラダランチ。

部屋は2階の角部屋。
ベランダが広くて 町の様子が見渡せる。
背後に大きな山が控えている。

かっては交通の要で宿場町として賑わったらしいが 鉄道の発達で それも今は昔。
5〜6分も歩けば 町の外れに出る。
立派な教会に 昔の豊かさを思う。


フルカ峠越えがしたくて アンデルマットに宿を取った。
15時15分のポストバスでオーバーワルトへ向かう。
一番好きな 乗降口のすぐ横の席に陣取る。
パチパチ撮影に夢中なK君のために 何かと気を使ってくれる運転手さん。
初めはガイド付きのコースかと思ったら そうじゃなさそう
 もしかして 私たちのための説明?

見どころでは グッとスピードを落として
 “ほら、すごいだろ” 
お陰さまで 氷河の突端も良く分かったし、モンテ・ローザも、お花もよく見えました。


1時間20分のドライブを楽しんで 帰りは列車で フルカトンネルをくぐる。


鈴木シェフ
何とこのホテルには日本人シェフがいらしたのだ。
もう14年もこちらにお住まい。
生憎 手を怪我されてるとかで腕は揮えないけど 毎日厨房で采配を揮っていらっしゃるとか。
食べたいものを食べたいように 作りますよ と 出して下さったのがこれ↓
スイスは本当に野菜が美味しい お魚が食べたいK君のために 鱒をボイルして。 シェフ一押しのラム。臭みがなくて やわらかい。
羊さんが苦手な私でも美味しく食べられた。

鈴木シェフによると
スイス料理がしょっぱいのはやはり寒さのせいらしい。
ご自分で丁度良いなと思った味に一塩加えて出さないと 現地の人には物足りないんだって。

疑問に思ってたパスタののびた君。
イタリア語圏では 常にお湯を沸かしていて 一人分づつ茹でられるようにしてあるので、アルデンテで提供できるらしい。
大概のところでは あらかじめ判茹でにして 早く出せるようにしてあるんだそう。
ここアンデルマットも 峠の交差点なので オートバイや自転車の人たちがたくさん訪れるため
とにかく忙しくて 早く供するために 半茹でのパスタを用意しているそう。
日本のツアーはお昼だけ立ち寄るそう。
ツアーのバスも結構見かけたものね。 

デザートに頂いたブルーベリー。

メニューにあるものはどれも重そうで迷ってたら
今朝採った新鮮なものを と 出して下さった。
甘酸っぱさが丁度好い加減。


ゴルファーのマルチャンに似た風貌の鈴木シェフ。
ご馳走様でした。