8月19日(木)
 ツェルネッツ〜ミュスタイア
 9時02分の電車でツェルネッツへ。
バスに乗り換え いよいよミュスタイアへ向かう。
ガイドブックを読んで一番心惹かれたミュスタイア
お天気が怪しかったけど バスで谷間を走ってる間に青空が見えてきた。

国立公園を抜けると宿場町サンタ・マリア。 そしてさらに行くと修道院の建物が見えてくる。
何もない辺鄙なところを想像してたけど、意外に賑やかな村だった。

世界遺産に登録されているベネディクト派の聖ヨハネ・バプティスト修道院は内部の壁画が有名。
カロリング時代に 教会の全壁面に キリストや洗礼者ヨハネの生涯が82場面に描かれたが
12世紀後半になって 一部が色鮮やかなロマネスク様式に塗り替えられたのだ。
上段や円蓋にカロリング時代の、 下段にロマネスクの フレスコ画。この対比が面白い。

博物館(剥がされたフレスコ画がある)の見学コースはなぜかイタリア語のグループに入れられちゃった。
説明が丁寧でじっくり見て行くのはいいんだけど こちらは先を急ぐし、大体半分も分からないから
途中で失礼させてもらって 外へ出た。

                
            ツェルネッツの駅           聖ヨハネ・バプティスト教会 

グアルダ〜アルデッツ

グアルダの鉄道の駅と村の標高差は約200メートルある。
登りが苦手な私は当然バスで行きたい。
列車を降りたら運良く 止まっているバスを見つけた。
ポストバスだけど 二周りほど小さいバス。
運転手さんが 親切にも 帰りは1時間後だよって教えてくれたけど 間に合いそうにないから 
もう会えないわって お別れした。

アロイス・カリジェの絵本の舞台となったグアルダは 広場を中心に200メートルほどの小さな村。
建物のほとんどにスグラフィッティといわれる装飾画が施されているので ほんとに綺麗。
壁にはエンガディン特有の 内側に深くすぼまる窓。

      
 遅いお昼に例の乾燥肉を        可愛い家が並ぶグアルダ       アルデッツまでハイキング       アルデッツ駅に到着   

今日のお肉はしょっぱかった。ビールが進んじゃう!(^^)!
雑貨屋さんを覗いて 絵本『ウルスリの鈴』や絵葉書を買って のどかな放牧地を見ながらハイキング。
のんびり歩いてたら 列車の時間に遅れそうになって 最後は転がるように駅までダッシュ。
何のことはないわ、スイスには珍しく 列車が遅れてきたので 余裕でセーフ。

駅からホテルまでの近道があるのを今頃発見してショック。

夕方から夜半にかけてもの凄い雨。

夕飯は当然ホテルのレストランで。
ピアノの演奏を聴きながら 優雅にラムのグリルなんぞを。
アンデルマットの鈴木シェフが仰ってたように スイスのラムは本当に美味しい。
臭みが苦手な私でも それが香りに思えるんだもの。

リゾート地だけに レストランはちょっと高目かも。