8月21日(土)
オーバー・エンガディンを行く
サンモリッツヴィコソプラーノソーリオプロモントーニョサンモリッツ

6時20分に起きてやったこと。
シャワーを浴びて 洗髪、
ご飯を炊く、
パジャマを洗う、
おにぎりを作る。

レストランでしっかり腹ごしらえをして駅に向かう。
今日はソーリオへ行くんだよ。
9時08分のバスには既にたくさんの人が乗り込んでいた。
いつもの席は駄目か(-_-;)

一時間ほどでヴィコソプラーノへ到着。
バスを降りたはいいけど どこから歩き始めればいいんだろ?
同じような格好の人のあとにくっついて行ったら 写真で見知っていた石の橋を発見(^^♪

       
 ヴィコソプラーノの石の橋       10時20分出発      結構ハードな道、沢ではロープが頼り。 途中でお弁当タイム。   

人家が無くなる辺りから森林へ入っていく。
車が一台通るくらいの道幅の砂利道は 案外歩き辛いものがある。
後ろに迫るドイツ語の若者たちを意識して 自然に早足になってしまう。
とんだ所で負けん気発揮(?)、しょうむないおばさんじゃ。

くねくねと一山越したと思った頃には彼らを見事振り切って
路傍の小花や蝶々を愛でる余裕のハイキング。

ガイドブックには楽なコースのように書かれていたけど なかなか手ごわい山道に入ってきたよ。
昨晩の雨のせいで 細い道はぬかるんでいて 沢の水量も半端じゃない。
お陰で迫力満点の滝が随所に見られたけど 沢を渡るのが結構 難儀。
足場になる石が水の下なんだもの。
ウチより年配のご夫婦は 超えられなくて往生してらした。(ここで Kっちゃんマン参上!)

見晴らしのいいところでお楽しみのお弁当。
ブレガリア山群や氷河を眺めながら ほっと一息。

    

プロモントーニョ村をはるか下方に眺めながら 牧草地を歩き、木立を抜ける と

  

石造りの家々が寄り添うようなソーリオの村が目に飛び込んできた。
歩き始めて3時間余り。
これがセガンティーニの「生成」の風景か〜。

静寂の村は 観光客も包み込んでしまったかのよう。

ポツポツ来たので ホテルのガーデン・レストランのパラソルの下で雨宿りがてら ビールで乾杯。
村自体は30分も歩けば全部見て廻れるほどの大きさだけど 歩いてきた分、心に沁みる。

プロモントーニョまでバスで行き 村を少し散歩したり 小さな商店を覗いたりして過ごす。
ここら辺の名物は栗。栗のトルテを買う人がいたので 真似して一つ買ってみた。
お味は美味しいけど 重い。二人ではとても食べきれない。

郵便局の前のベンチに座ってバスを待つ。
時間に縛られない生活の心地よさ、東京でもやろうと思えばできるはずなんだけど・・・。

マローヤ、シルス・マリア、シルヴァプラーナと 今回はただバスで通過してしまったけど
いつか ゆっくり訪れたいね。

今日の夕飯はホテルで、
ビール、サラダ、牛ヒレステーキ、ピツォッケル(お蕎麦そっくり)。
スイスの牛肉の美味しさを再確認。“柔らか〜い”だけが褒め言葉じゃないことを教えてくれる食感。