8月23日(月)
 9時22分の列車でザンクトガレンへ向かう。
スイスの森や牧草地は 太陽の光がよく似合う。
山間を抜けたら ボーデン湖のほとりをしばらく走って ザンクトガレンに到着。
コインロッカーに荷物を押し込んで 大聖堂を目指す。

    

スイスの代表的なバロック様式を誇る大聖堂は 天井から壁の装飾も見事で
折しも 演奏が始まったパイプオルガンの音色に しばし足を止めて 豪華な内陣に見とれていた。

同じくバロック様式の図書館はスリッパに履き替えて入る。
天井まで届く本棚には 10万冊を超える蔵書があるそうな。
カロリング時代以降の手写本2000冊、初期活版印刷本1650冊が保存されているそう。
ショーケースの中に 一部を見ることができる。

図書館を出てすぐ近くに学校があった。何と それが世界遺産の旧修道院だという。
まさかと思うほど 普通に子供たちがサッカーボールを蹴ったりしている。へ〜 肝太。

飾り出窓や木組みの家々を抜けて 駅へ急ぐ。
今日はアッペンツェルまで行かなくちゃいけないの。

12時37分発に間に合いそう。
キオスクでビールとジュース、サンドイッチを買って車中でランチ。
Sternのフロントで頂いたりんごが美味しかった。

まるで市電の感覚で家々の脇を登ってゆく電車。
たった2両の電車にも1等車があるのにはびっくり。
のどかな田園を40分ほど走ってアッペンツェルに到着。


 木組みの家がとっても可愛い
木製のおもちゃがいっぱい 香水屋さんの看板 思わず見とれてしまう切妻の壁

ホテルは宿屋といった風情。一階のカフェにはお客さんがたくさんいた。
お天気がいいので 洗濯を済ませてから 広場へ出かける。

なだらかな牧草地とカラフルな建物の組み合わせが絵のように可愛い村で
アッペンツェラーというチーズが特に有名なんだそう。 ちょっと匂いがきついのね。

ビールとお水を買ってホテルへ戻ってハッピーアワー。
K君は柿ピーとおつまみ昆布を食べながら TVの “犬夜叉”に釘付け。未だにアニメが大好きなの!(^^)! 

夕飯は下のレストランでいいね?の目論みは大外れ(-_-;)
静まり返って人っ子一人いやしない。
本当にカフェだけの営業で夕方には終わっちゃうんだって。

プラプラと歩いてきたけど ほとんどのお店が閉まっていて寂し〜い。
と、三味線の音色が聞こえてきたような。まさか幻聴?
音に惹かれて行ってみると ホテル・サンティスのテラスで 
浴衣のグループとスイスの民族衣装を着たグループが 交換会をやっていた。
日本からやってきた民謡会の人たちのようで 締めはなんと ♪歌声はなぜ 遠くまで聞こえるの♪ 
ちょっと無理がありました。本当はもっと軽快で可愛い歌なのよって言いたかったです。

隙あらば留まってやろう とうるさく飛び回るハエを睨みながらの夕飯は 何を食べたか覚えてない。