8月9日(月)
 朝ご飯の時 Yさん父がいなくなった と お嬢たちが凄く心配してたところへ 
お父様、飄々と登場。
“ちょっと、その辺を散歩してたんだよ”
娘たちは 安堵感も手伝って 余計に ブーブー。

亡くなった我が父も 旅先でひょいと居なくなるものだから 娘やむこ殿たちは勿論 孫たちまで 大騒ぎで探したもの。
思い出して ちょっと切なくなっちゃった。

一足先に出発するので ご挨拶を。
写真を取って 住所を交換して お別れ。


 ムルテン

ベルンまでは快調に乗り継ぎできたのに ムルテン行きの電車がわからない。
窓口で聞いて 車掌さんにも確認して 
11時20分発 ヌーシャテル行きに乗る。
途中 Kerzers(読み方がわからない(-_-;)で小さな電車に乗り換えて やっと ムルテンに到着。

   

駅を出て Coopを過ぎたら 少し右へ曲がる。 と 目の前に 今日の宿Murtenhofが現れた。
まだ部屋の準備ができてないので 荷物を預けて 町へ。
 ここは城壁に囲まれた小さな村だけど
 歴史上輝かしい過去を持っている。
 ブルゴーニュのシャルル公の大軍に攻囲されたとき
 駆けつけたスイス盟約者団がシャルル軍を打ち破った決戦場なのだ。
 以来 スイス軍はヨーロッパ列強の一員となって 
 16世紀の戦いの時代 に突入したそうな。

 建設したのが ツェーリンゲン候なので小ベルンと言われているらしい。
 噴水と 石造りのアーケードが やっぱり あった。
城壁から町が眺められる。


お昼を食べに入ったレストラン。
スパゲティはやはり頂けない。茹で過ぎてて しょっぱい。

隣に座ってたおばあさんの二人連れ。
コーラとワインをお供に話もせずに 黙々とお食事中、と思ったら 一人は居眠り中か。
やおら お手洗いに立ったと思いきや 猛然とお食事再開。
私ですら持て余す山のようなスパゲティを完食。 お見事!

 ホテルに戻って鍵を受け取って部屋に行ってみるとまだお掃除中、しかもシャワーのみ。
バス付きでお願したんだけど、と訴えたら “それじゃ、うちの取って置きの部屋に案内するよ” と
ウインクつきで通されたのが 右の写真のお部屋。
50uはあるよね。梁が太くて 調度品も年代物。でも 水周りは超近代的。ジャグジーまであるし。
しかもしかも 広いバルコニーからは湖と対岸の村が一望できる。
心配は宿の御代。

 14時の電車で フリブールへ行く。
行程が重複するけど仕方がない。
荷物を持って歩くのもイヤだし。


スイスの宝石と言われる美しい町ではあるが 車が多くて 騒々しい。
でも 屋根のあるベルン橋あたりから ケーブルカー乗り場までの界隈は
中世の面影を濃く残していて 散策も楽しい。
今日も良く歩いたもの!(^^)!

帰りにスーパーを覗き ハムやパン、トマトに杏 ビール 水 その他諸々夕飯の買出し。
バルコニーで湖を眺めながら お疲れ様〜! 景色もご馳走ね。

狐の嫁入りをやり過ごして 散歩に出かけた。
まだ8時頃だから 町の人たちはこれからが食事タイムらしい。
道に並べられたテーブルは結構賑わっていた。

湖畔から帰ったら 丁度夕日が山の向こうに沈んでいった。
明日は シオンへ直行ね。