9/2(火) ドライブの始まり

ローマ広場のHertzで車を借り出す。
2ドアが用意されていたので 4ドアじゃなきゃ駄目!とねばって どこかから運んできてもらった。
三人で 2ドアはきついでしょ。
当然のように後部座席に乗り込んでリラックスムードのダイ。
私はといえば 乗り始めは いつも緊張して助手席に。腕は信用してるのですけど・・・。

ポンテ・デッラ・リベルタを渡るとヴェネツィアとお別れ。 また来れるかしら?
左に海を見ながら ラヴェンナを目指す。

    ビザンチン文化の華 ラヴェンナのモザイク


ファリーニ広場の駐車場に車を置いて 徒歩で町を歩く。
圧巻は ガッラ・プラチーディアの廟
満天の星さながら 青に金色のモザイクが丸天井を覆い 窓から入る光線がやさしく 『よき羊飼いの図』や
『水盤から水を飲む白い鳩の図』を浮かび上がらせる。

隣の八角形のサン・ヴィターレ教会では 『テオドラ妃と随臣・侍女達の図』を始め 見事なモザイクを見ることが
できる。
                         
 サン・マリノ共和国 

リミニからサン・マリノへ向かう道は イタリアには珍しく 信号だらけですぐ止まる。
税関をノンストップで駆け抜けて 小高い山に着いたら そこがサン・マリノ
人気があるらしく 駐車場がいっぱい。中心からだんだん離れて P7にやっとスペースを見つけた。
ホテルの駐車券が必要なので また私がフロントへ走る。
ボーイさんが心配して付いて来てくれて スーツケースを運んでくれた。


ホテル ティターノのレストラン
 予約をしておきながら 予定を変更したためキャンセル したホテル。
 2年ぶりに来ることができた。
 部屋はかなり狭くて シャワーも固定式で不便だけど
 眺めの良さは代えがたい。

 衛兵が守る政庁まで散歩。
 税金のない国だけあって お酒に香水 時計 化粧品と
 街中がまるで巨大なTax Freeのよう。
 狭い通りは人で溢れていた。

 夕景から夜景に変わるさまをホテルのレストランから楽 しむ。
 あんなに沢山いた観光客が潮が引くようにいなくなった  
1754年以来の衛兵が政庁を守る

9/3(水) 共和国創立記念日

太鼓の音に窓を開けると 鼓笛隊が下の道を行進して来た。
後ろにサーベル隊、鉄砲隊が続き 政庁まで行くらしい。
急いで後を追った。
 今日はサン・マリノ共和国創立記念日で 年に一度のセレモニーの日。ラッキーにも巡り会うことができた。
太陽はさんさんと降り注ぐけど 風は冷たく 七分袖に上着を羽織って丁度良い。

政庁前で整列する兵士たち。この後お偉いさんたちのご挨拶。

町の東にある要塞を歩くことにする。
チェスタの塔ロッカ・グアイタから眺めると 遠くアドリア海の海岸線がくっきり見える。
ついでに駐車場が目に入ったので 混まないうちに 近くまで車を移動することに。

あまり美味しくもないお昼を済ませて ホテルで休んでいると またまた太鼓の音がする。
今度は 伝統衣装に身を包んだ石弓の選手たち。またまた慌てて後を追う。


 各村代表の男女が貴賓席に

   石弓を射るところ

屋台がいっぱい。
お祭り気分を盛り上げてる。
先陣は村旗の見事なパフォーマンス。

古式豊かな競技会は 延々と続きそうなので ひとまず 場外に作られた屋台でおやつを仕入れて部屋に戻る。

夕飯は高台にある Il Beccafico で。
外観からはわからないけど 階段を下りていくと 広いレストランの先には凄いパノラマが広がっている。
運良くテラス席に案内されたので 今夜も夜景を楽しめた。
お料理自体は可もなく不可もなく。若い人や家族連れが多かった。

夜中 ドーンと大きな音で飛び起きた。
花火みたいな音は何? みたいじゃなくて 花火そのもの。

       こんなに間近に上がる花火を見たのは 初めて。迫力満点!
12時を挟んで30分以上のショータイムと通りのざわめきのお陰(?)で すっかり寝そびれちゃった。