9/4(木) ウルビーノへ

何と 車の左後ろに当て逃げの傷が。ガ〜ン(-_-;)
旅行中のトラブルは余計な時間をとられるから ほんとにイヤ
免責ゼロの保険に入っているから大丈夫だと思うんだけど、朝からやな気分
おまけに 駐車料金不足の紙がベッタリ張られて、 どういうこと?
指定された窓口へ行ったけど 閉まってたから 出発しちゃった。
何かあったら ホテルかHertzに連絡が行くでしょ。

エアコンいらずの快適なドライブ日和。
1時間もしないうちにウルビーノに到着。
ホテルの前のスペースに駐車できた、ラッキー!
チェックインもできたので 荷物を部屋に運んだら 早速 町歩き。

城壁のすぐ傍にあるホテルを出発 レプッブリカ広場へ向かう ガリバルディ通り 国立マルケ美術館

ウルビーノは中世の街並を色濃く残し、“理想都市”と言われてきた。
旧市街は 今でも保存状態がよく 石畳の坂道を歩いていると当時の人々の息遣いが聞こえてきそう。

“理想都市”の基を作った名君フェデリコは 優れた武人であると同時に 学問や文化にも理解が深く
国立マルケ美術館を訪れると それが良く分かる。
ラファエロの作品を沢山見られただけでも 来た甲斐があったというもの。

  La Fornaria
人の気配がなくて 半信半疑で入ったリストランテ。 それが大当たりだった。
建物も年代物だけど 所狭しと並べられたワインが 一体何時のもの?というくらい古そうで
お値打ちワインが信じられない値段でメニューに載っている。
初めてピチを食べてみた。うどんのようなパスタ。
尤もここはトスカーナではないので 同じようなものではあるけど strozzapretiとか言うらしい。
茄子とパプリカのグリルや ポルチーニ茸のリゾットや飲み物で43ユーロほど。
   そして 夕飯もまたここにやって来てしまった。
ただでさえ珍しい日本人の しかも親子連れ。
“また来てくれたの?”って とても喜んで迎えてくれた。
’99年のキャンティ・クラシコは 想像よりグンと優しい味。グビグビ行ったのは言わずもがなです。
卵が入っているのか 黄色いパスタが凄く美味しかったし、
私は トマトとセロリがふんだんに乗った牛肉のタリアータが一番気に入って、
家でもよく真似している(^^♪

 
ドゥオーモ

ラファエッロ通りからローマ広場、
アルボルノツ要塞へ。

部屋は 予約書に on the roof とあった通り 屋根裏部屋のスイート(?)
エアコン完備でなかなか快適。
二人はやっぱり食後の昼寝。

爆睡中のダイを置いて サン・ジョヴァンニ祈祷堂へ行ってみる。
5時を廻ったばかりなのに閉まっていたけど 赤ちゃん連れのカップルが もうすぐ開くよ って教えてくれたので
待っていた。間もなく 鍵をジャラジャラさせて おばさん登場。


木の天井と壁のフラスコ画が期待以上
通り過ぎてしまいそうな入口

お隣の サン・ジュゼッペ祈祷堂は 残念ながら 時間切れ。

部屋のベッドに寝転ぶと トップライトいっぱいに星空が広がっている。
ホテルからの最高のプレゼント。Buona sera zzzz

9/5(金)グッビオ

朝一で本屋さんを目指す。
思ったような地図が手に入らず K君、がっかり。
旧市街の古地図を集めています。

Barでパニーノやサンドイッチ、スーパーでジュースを買って、部屋で朝ご飯。
このホテルだけ朝食が別料金(三人で33ユーロ追加)だったから ついケチってしまった。どうせ簡単な食事しか出ないんだもの。

10時に出発して 11時にはグッビオの城壁のすぐ外にあるホテルに到着、チェックイン。
4階の角部屋だから 見晴らしがいい。 窓を開ければ風が気持ちよく、生乾きの洗濯物がすっかり乾いた(^^♪

グッビオも先年の調査旅行のとき 予定変更のため 廻りそびれた町。
      ろうそく競争や石弓競技で有名だけど
      山の斜面を平行に走る主道路と縦に結ぶ小路や階段が作る街並の美しさが 今回のお目当て。

ホテルの前に城壁が広がる 執政官宮殿&シニョリーア広場  中世の佇まいを残す街並 旧市街は切石の道。広場に井戸は付き物


グッビオの銅版がある博物館の
庭園で 軽くランチを。
左の小さい方が死者の扉 まるで鳥かご。これに乗って
サントゥバルド聖堂へ
眼下にグッビオの町がすっぽり
見えて 壮観。

バルダッスィーニ通り、ガレオッティ通り、コンソリ通りの切石の石畳を サン・ドメニコ教会まで歩く。
ここからガブリエッリの塔あたりは10世紀頃から町の中心だったところとか。
少し寂れた感じがいい雰囲気ですね。

3時ごろには 大体見てしまった。
ほんとは宿を取るまでもないのかもしれないけど 泊ってこそわかることがあるっていうのがK君の信条。
日の長い午後 ホテルの部屋で ごろごろ まったりもできるしね。

夕飯は Fabianiで。
すっかり気に入ったキャンティ・クラシコは当然 赤。
パスタ入りのスープ、生ハムとメロン(ベタだけど大好き)、フンギのリゾット、カルボナーラ、牛のタリアータ など。
胃に負担をかけずに美味しく食べられるコツが 何となくわかってきたわ。

隣のテーブルの坊やが “バーブー”を連発するんだけど もしかして“イクラちゃん”ってイタリア語を喋ってるの?