3月8日(水)
8時出発。
予定が変わって 今朝は絨毯工場から。
ここの責任者の方は アルちゃんの恩師。
カイセリの大学の日本語学科に尽力されたとか。
今は地域特産の絨毯の保護、普及に力を注いでいらっしゃるとかで
アルちゃんの心酔ぶりは もう大変なもの。
トルコ絨毯はダブル・ノットという丁寧な織りかたで 100年は使えるとか。気が遠くなるような根気の要る仕事。
シルクの光沢に目が眩んで つい買ってしまった。
本当はウールの玄関マットでも と思っていたのに、私としたことが・・・。
でも 地域の女性がコツコツと織る貴重な絨毯を労力に見合う賃金を払うために 集めて価格を決めている
なんて 説明されて たくさんの見事な織物を見せられると ねぇ?
ツアー代よりお高い絨毯、誰かさんの野球の泥まみれの足で踏みつけられるには忍び難く
今は 押入れに眠っておりまする。
何十年もしたら お宝になるかもしれません。
もう絶対衝動買いはしないわ と 心に誓って コンヤへ向かう。
シルクロードの途中にあるスルタンハヌの隊商宿に
かっての栄華を偲ぶ。
コンヤ
コンヤは大都会。人も車も建物も途端に多くなった。
カラタイ博物館(神学校)はモザイクタイルや 花や鳥を描いたタイル。
ターキッシュ・トライアングルと呼ばれるトルコ独特の建築様式が見どころかな。
メヴラーナ博物館
イスラム神秘主義の1派である、メヴレヴィ教団の創始者ジェラルディン・ルーミーの霊廟だったところ。
毎年12月に行われるセマーという旋舞が有名。(於:メヴラーナ文化センター)
添乗員のMさんはわざわざこれを見にいらしたことがあるとか。切符も宿も手配が大変だったらしい。
カラタイ神学校の青タイル 明かり採りのドーム メヴラーナ博物館の旋舞の衣装
さて また長〜いドライブの始まり。
大きなバスに12人の乗客だから 何時とはなく 問わず語りに 皆さんのことがわかってくる。
最年長のNさんご夫妻は リタイアー後 大好きな滝を求めて世界を旅していらっしゃるとか。
小柄でおしゃれな可愛いM子夫人を ご主人はずっとビデオで追っかけてて 微笑ましい。
世界を股にかけると言う意味では お一人で参加の元獣医先生がすごい!
行ってないのは イラクだけ、全世界の独立国を制覇目前という猛者。
先生と言えば 同年代のYさんご夫妻。
豪放磊落なご主人は とても小児科の先生とは思えない。でも意外と子供に人気があったりしてね。
夫唱婦随のK夫人と やっぱりちょくちょく旅行を楽しんでいるご様子。
今回の旅行の後に もうイギリス旅行が控えている熟女3人組は プールのお仲間だって。
ご主人を亡くして意気消沈している仲間を気遣う優しいおば様たち。
集合も決断も早いの何の。 歩くのだって タッタカタッタカ。
バスの窓ガラスに水滴が付いたと思ったら 何時の間にか 外は雪。
暗くなった空から舞い降りる雪は なかなか風情がありました。
やがてバスは 本日の宿泊地の 温泉保養地パムッカレへ到着〜。
巨大なホテルは人、人、人。
喧騒の中で晩ご飯を済ませ 早速温泉プールへ行ってみる。
泳ぐというより 久しぶりにどっぷりお湯に浸かれたのがうれしかった。
それでは おやすみなさいませ〜。