8月7日(水) Oh my God !
心づくしの朝ご飯を頂いて アンとジョージにお別れする。
また来られたらいいな(^^♪
雨の中をバスでケンドルに。
ターミナルに着いたら晴れ間が見えてきた。せっかくのドライブだもの晴れるに越したことはないわ。
Avisへ行く途中 Mちゃんのスーツケースの足がポロっともげた。
実家近くのS友で見つけた掘り出し物。
機内持ち込み可ギリギリの大きさで 3900円也。
すぐ妹たちに電話して 3個 色違いで揃えてきた。
元々旅支度はコンパクトな妹はいいとして、おしゃれに目覚め始めたM子嬢にはちと小さすぎたかも。
収納名人の母親がきっちりパッキングしたみたいで 衣類の量は 我々の倍以上。
日々増えるお土産も加勢して とうとうキャスターが壊れてしまったのね。
以後 Mちゃんは片足歩行のスーツケースと格闘することになった。
そしてAvisの営業所。
車は大き目のベンツ、ワオ!
荷物もしっかり収まった。
はい、乗っていいよ。
バタンと締めたら サイドミラーがずこっと落ちた。
えッ?
おじちゃん、中からドアが開かない。
うそッ!?
係りのおじさんが すぐ直してくるから待っててくれ といい置いてどこかへ車を運転して行っちゃった。
えーッ? 荷物が入ったままだ!
ビジネスマン風の二人連れが車から降りてきて カウンターのお姉さんとなにやらやり合ってる。
エンジンの調子がどうたら と 漏れ聞こえてくる。
何かトラブルかしら?大変ね。
やがておじさんが戻ってきて もう大丈夫だよ。
よかった、よかった(^^♪ さあ出発だ。
ドアを閉めたら やっぱりミラーがずこッ。
トヨタファミリーに囲まれて育ったK君は人一倍 車の整備に気を使う。
こんな不備車、日本だったら犯罪だッ!
と とっとと降りてしまった。
カウンターで車を変えて欲しいと交渉しても 代替車がないから 無理! の一点張り。
あの車のどこが悪い?ときた。
おじさんもテープで抑えたから大丈夫、ドアは外から開けられるから大丈夫 と ケロッとしている。
最初から不安がある車は運転できない、絶対代わりの車を用意すべき!
無いものは仕方がない。
じゃあ どうして予約を受け付けたの?
どんどんエキサイトしてきて 終いには受付のおばさんが 全部私が悪いのねッ!と 捨て台詞を残して退場しちゃった。
おじさんも困ってしまって ランカスターの営業所に電話して 同じ大きさの車があることを確認してくれた。
でも人手がないから持ってこられないんだって。
じゃあ そこまで行かなきゃならないわけ?
あんまり済まなそうにするから 契約書の廃棄をお願いして バトル終了。
予定外のランカスター。
駅から i までランカスター城は通り道。ついでにちょっと見学しちゃえ。
i の係りの人の親切が身に沁みた。
タクシーを呼んでもらってAvisへ。
やっと車を手に入れて ハワース目指してドライブ開始。
田園風景が広がり始めたころは 後ろの連中は爆睡中。
田舎の匂いか 少しきな臭いような ゴムが焼けたような・・・。
それがだんだん強くなり 後ろのお客さんたちも目を覚ました。
おかしいな、トップにすると匂いがきつくなるな。
もう少しでハワースというところで とうとう 道行く人にも分かるほど臭くなってしまった。
通りすがりのおばあ様がご親切にも 修理やさんを呼んでくれた。
パキスタン人の親子も心配してくれて ちらちら様子を窺ってくれてるみたい。
Avisに連絡しなくちゃ。電話を探そうと思ったら お父さんが 手招きして 家の電話を使いなさいって。
やだ、 大きなレッカー車がやって来た。へッ?
事情を話して点検してもらうと 故障じゃない様子。
じゃ、この匂いの原因は何なのよ?
すると敵は 運転の仕方が悪いんだろうという。
冗談でしょ? 優良運転手のK君に向かって。
Avisの電話にも そう報告してくれちゃって 結局 40ポンド自己負担させられた。 ウーッ、無駄な出費!
後から思うに 前に借りた人がガソリンを間違えて給油しちゃったんじゃないかしら。 給油してからは全然気にならなくなったんだもの。
パキスタン人のお父さんは親切にも今夜の宿にも遅れる旨を連絡してくれるという。
ほんとにご親切にありがとうございました。
ハワースだ〜
憧れのハワース、「嵐が丘」のハワース、ヒースが咲き乱れるハワース。
かって ブロンテ一家のかかりつけのお医者様が住んでいたという素敵な家が今夜のB&B。
はるか向こうにムーアが広がる 夕飯は村のインで 午後8時。腹ごなしのお散歩
B&Bのベッド・ルームは広くて清潔。
お茶のセットも勿論完備。
何より浴室の立派さに驚いた。我が家の寝室より広いと思うほど。
でも でも シャワーがないのです。
石鹸を使った後 どうやって身体を流せばいいのでしょう?
どうやって 髪を洗えばいいのでしょう?
???のまま 熱いお湯に浸かっただけのバス・タイムでした。