7月30日(火)

いよいよ カンタベリー大聖堂へ行く。
ケント王がキリスト教に改宗して以来英国国教会となってからも
イギリスのキリスト教の大本山として多くの巡礼者が詣でる聖地。
チョーサーの『カンタベリー物語』、授業で読まされたのも 今となってはありがたい。

その前に で地図をもらい 予習(復習?)を兼ねて カンタベリー・テイルズでアトラクションを見る。
物語の有名な話を幾つか蝋人形や音響効果で再現してあって 意外に楽しめた。

    
 ウエスト・ゲートから入る       カンタベリー詣で             回廊が綺麗              説教壇

大司教トーマス・ベケットがヘンリー2世の言葉を鵜呑みにした刺客によって暗殺されたと言う場所は
聖歌隊席の3本の赤い剣と “Thomas”の名で 実際に目にすることができる。

大聖堂を出て アウグスティヌス修道院跡を目指すが 一本道を間違えて違う教会へ入ってしまった.。
行ってしまえば 違いは明らかだけど 初めての場所や建物は思い込みで迷ってしまう!(^^)!

6世紀に布教のためにやってきたアウグスティヌス達の館、今では 入口だけが残っている。

再び城壁内に戻り 「2 for 5」にトライしてみる。
メイン一品に付け合せの野菜やフライド・ポテトがついて 二人で£5というランチメニュー
量がほどほどで 我が家にはありがたいシステムね。

さてさて ホテルに戻ってタクシーを呼んでもらい 東駅に急ぐ。
ヴィクトリア駅で地下鉄に乗り換え パディントン駅から ヒースロー・エクスプレスで空港へ行き
ANA便でやってくる妹たちを迎える手はず。

テームズ川の広いゆったりした流れが見えてきて いよいよロンドンが近づいた。
ずっと憧れてきた海外旅行は ここロンドンから始まった。もう30年近く前の話。
今みたいな豊富な情報がなく ガイドブックもおざなりだったから ぼろぼろの廻り方だったけど
感受性と好奇心は満々と溢れていたから 珍友アブとの二人旅の思い出は とても強烈で未だに鮮明。

ヒースロー空港で再会!

だだっ広いヒースロー空港は とにかく人でごった返している。
日本人の多さはヨーロッパ一かも。
到着が遅れて やはり友人と待ち合わせているという日本人女性が
不安そうに話しかけてきた。

ロビーで待つこと2時間。
無事 再会を果たす。
二人旅の緊張感が 姪たちの顔を見たら いっぺんにほどけてしまった。
いつもの家族旅行の気分。
おにぎりばっか食べてたの。飛行機、超面白い!
恐るべし、中学一年。
ずっと おしゃべりしてたからあっという間だったよ。機内食?全部食べた。
君もタフなり、18歳。
寝てたから 案外早かったわ。
そうでしょ、そうでしょ。おばさんになっても眠り姫(?)

市内へは真っ赤な2階建てのエアバスで行く予定。
宿は日本人経営のGendai Guest House
リージェント・パークを過ぎたら そろそろ降り支度。

映画や本の挿絵でお馴染みの 通りから数段上がったところにドア。宿はタウンハウスの中の一軒。
ドアベルを押したら スタッフが二人、出迎えて下さった。
ツインとトリプルに別れて荷物を解く。
トリプルの部屋はバス付きだけど 我々夫婦はシャワーのみ。
 他に共同浴室があるからそこを使ってもいいらしい。

買い物がてら 夕飯に出かける。
あんまりお腹がすいていないというので スープが飲めるお店に入って
 とりあえず 再会&ロンドンに乾杯!
18歳の姪は高校生の時に英検2級を取った優れもの。大好きな「ハリー・ポッター」も原語で読む。
でも英語は読めても話せないから・・・と奥ゆかしい。
英語を話す緊張感いっぱいでやってきたのに 宿は日本語オンリーで 一寸拍子抜けだったんだって。
明日から 頑張ってね。

ロンドンもUnlikely weatherとかで 寝苦しい夜だった。