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体脂肪って、まったくの悪者としてとらえられるようになってますね。
しかし、「体脂肪」は本来、私たちの体の機能を維持するために欠かせないものなのです。

我々が摂取した栄養分を体の中に貯蔵するための方法として二つあります。
一つは、食べ物として摂り入れた炭水化物をブドウ糖に分解し、それを「グリコーゲン」という形にして肝臓や筋肉に蓄え、必要に応じてそれを使っています。ただ、肝臓や筋肉に蓄えておけるのは、せいぜい半日分か一日分のエネルギーでしかありません。

そこで、もっと効率よく蓄える方法としてできたものが「体脂肪」なのです。
体脂肪なら最大約15万Kcalものエネルギーを蓄えることができます。これだけあれば、しばらくの間は食べ物が手に入らなくても生きていくことができます。よって、体脂肪は、生きるのに欠かせないエネルギーの貯蔵庫なのです。
また、体脂肪は暑さや寒さから体を守ってもくれます。外の温度を遮断して大切な臓器の温度を一定に保つ断熱材の役割をするのです。体脂肪が少なすぎると、体温を平熱に保つことができなくなります。その他、体脂肪の大切な役割にホルモンの分泌があります。食欲を調節する「レプチン」というホルモンや、「インスリン」の作用を調整するホルモンを分泌します。体脂肪は単にエネルギーの貯蔵庫というだけでなく、栄養摂取量の調節や代謝の調節をする重要な場所でもあるのです。

食べ物として摂取するエネルギーが足りないと、体に貯蔵してあるエネルギーを使います。まず、グリコーゲンを使い、その次に脂肪を使います。それでも足りないと、今度は、たんぱく質を使いはじめます。たんぱく質というのは筋肉や色々な臓器の構成成分です。現在の日本では、飢餓の状態になることは、まず考えられません。むしろ食べ物があふれていて、ちょっと油断すると食べ過ぎてしまいます。余分に食べれば体脂肪として体に蓄えられます。多すぎる体脂肪は、色々な病気の原因になりますので、体脂肪は「多すぎず、少なすぎず」が健康を保つうえで肝心なのです。

と、ここまではインターネットの文献から勝手に引用してきた論述なのですが、燃焼系人類として、生命の危機に陥らない程度に体脂肪を極限まで減少させようと思ってしまうのです。    

体脂肪とは?