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無酸素運動→有酸素運動の順



脂肪を運動中に直接燃やせるのが有酸素運動の特徴であり、安静時にメラメラと脂肪を燃やし続ける筋肉を大きくするのが、無酸素酸素の特徴だ。体脂肪がかなり気になり、なるべく早く締まった体を作りたいのであれば、是非組み合わせて行いたい。
この組み合わせで実践する前に知っておきたいのが、脂肪を燃焼させる2段階のステップ「分解」と「燃焼」だ。「分解」とは体脂肪が遊離して遊離脂肪酸とグリセロールが血中に送り出されることで、「燃焼」とはそれが筋肉に取り込まれてエネルギーとなること。筋トレのような無酸素運動を行うと、成長ホルモンの効果で体脂肪が「分解」され、血中に燃えやすい状態で送り出される。このタイミングで脂肪「燃焼」効果の高い有酸素運動を行えば、効率的に体脂肪を燃やせるのだ。「無酸素→有酸素」の順序は、このステップを考えると脂肪燃焼効果が非常に高い。この順序が逆になると、筋肉肥大にも脂肪分解にも重要なキーポイントをなる成長ホルモンの分泌が抑えられてしまう。これは有酸素運動で「分解」が進み血液中の遊離脂肪酸が増えると、成長ホルモンの分泌量が抑えられる性質があるからだ。
つまり「燃焼」後には「分解」の無酸素運動をしても、効果が低くなるので、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせるなら「無酸素→有酸素」とすべき。有酸素運動といっても気負う必要もなく、トレーニング後に10分間の散歩するだけでも効果的なのだ。