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気軽できるスロートレーニング



筋力を強く大きくするには、筋肉に肥大の必要性を感じさせる「刺激」が必要となる。その刺激とは、「物理的ストレス」「化学的ストレス」の二つに大別される。

物理的ストレスは、運動翌日の筋肉痛のように強い負荷で筋肉に微細な損傷が生じさせ炎症が進むことで筋肉を肥大させる。一方、化学的ストレスは筋肉内の化学的環境を大きく変化させることで筋肉に負荷をかけ、筋肉を肥大させる。

スロートレーニングとは、そのうち化学的ストレスを筋肉に効果的に与えられるのだ。
スロートレーニングのポイントは、ゆっくりと動作し筋肉を緊張させ続けることで、全身に酸素を運ぶ血流を制限すること。これによって筋肉の酸素の供給が不足し、無酸素で動く「速筋」が運動に使われ、激しい運動をしたときと同様に筋肉に代謝物である乳酸を貯めることができる。こうして筋肉は、たまった乳酸の濃度を下げるために、周囲の水分を吸収してパンパンに張ってくる「パンプアップ」という状態になる。これは日常生活では起こらない化学的に過酷な状態なので、筋肉を肥大させる有効な化学的ストレスとなる。この現象は通常、激しいトレーニングで起こるが、これを比較的軽い負荷で手軽に達成できるのが、スロートレーニングの最大のメリットだ。

軽い負荷だから、バーベルなどをそろえたりジムに通ったりする必要もなく、自宅で簡単にできる。当然、重い負荷を扱う筋トレよりずっと安全で、筋肉や腱を痛める危険性も圧倒的に低いのだ。
しい。

私もジムへ行けない日や、ジムに行ったが筋肉疲労をあまり感じない日は、家でスロトレーニングを行っている。
スロートレーニングは物理的ストレスを与える筋トレより簡単に筋肉をパンプアップさせることができ、入浴前に短時間で行っている。
スロートレーニングのやり方であるが、写真などがないと、残念ながら旨く説明できそうにない。そのかわり、私がこの「燃焼系」のページを執筆するうえで、参考にしている書籍でスロートレーニングのやり方が書かれているので、その書籍におまかせするものとし、興味のある方は是非、この書籍を購入し実践して欲しい。

「体脂肪が落ちるトレーニング」
 石井直方・谷本道哉 著
 高橋書店 \1200