十二夜というのは、クリスマスから数えて、12番目の夜のことで、具体的には1月6日のことです。クリスマスの休みの最後の日で、エリザベス女王の宮廷に劇団員を呼び、祝宴が開かれていたそうです。この物語の登場人物の多くは、飲んで騒いでが大好きで、十二夜とは関係なく、ほとんど毎日宴会をやっているようです。

 メッサリーンの双子の王子セバスチャンと王女ヴァイオラは、乗っていた船が難波し、イリリアにたどりつきます。二人はお互いが亡くなったと思いこみ、生き別れとなりました。ヴァイオラは身分を隠すため、男性シザーリオを装い、オーシーノ公爵の小姓となることにしました。

 オーシーノ公爵は、伯爵家の女主人オリヴィアに恋をしていますが、オリヴィアは兄を亡くした悲しみで喪に伏しており、相手にしてくれません。小姓となったシザーリオを恋の使者として、オリヴィアのところにつかわします。

 ところが、シザーリオ(ヴァイオラ)は、オーシーノ伯爵に一目惚れし、オリヴィアはシザーリオに一目惚れし、話がややこしくなります。

 オリヴィアの屋敷では、毎日宴会が行われていますが、オリヴィアの叔父サー・トービー、侍女のマリア、求婚者のサー・アンドルーらが、真面目で堅物の執事マルヴォーリオをひっかけて、笑いものにしようという悪巧みをめぐらしています。

 道化のフェステは、いろんなところで誰彼にちょっかいをかけます。

 ネコは、ほとんどいつも舞台のどこかにいて、誰かにじゃれついたり、悪巧みを手伝ったり、歌を歌ったりしています。、

 なんだかんだで、ストーリーが続きます。

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