オン・マイ・オウン

(1) レ・ミゼラブルとエポニーヌ

  本田美奈子.さんのミュージカル曲としては、「命をあげよう」が有名ですが、レ・ミゼラブルの「オン・マイ・オウン」の激唱も、忘れてはいけないものです。
  レ・ミゼラブルで、美奈子さんは、エポニーヌという幸薄い少女の役を演じました。本来のジャン・バルジャンのストーリーでは、あまり重要な役ではありませんが、劇の中で最も観客の悲しみを誘う役です。劇だけでなく、原作でも、作者のビクトル・ユゴーが、思い入れ深く描いているように思えます。


(2) 本田美奈子.さんのオン・マイ・オウン


  最近(2006年)のフィルム・コンサートで、本田美奈子.さんのオン・マイ・オウン、フルコーラス聴けたとのことです。私にとっても、とても思い入れの強い曲であり、整理します。

 本田美奈子.さんの歌の中で、オン・マイ・オウンは、最も人の評価の分かれているものだと思います。「すごく感激した」という人もいれば、「良くない」という人もいます。
 実は、本田美奈子.さんは、時と場合によって、オン・マイ・オウンをいろいろな歌い方で歌っています。 大きく分けると、次の3つです。


(A) レ・ミゼラブルの公演バージョン
 出だしから大人の声で、後半、ぐっと盛り上げる。

 本公演、レ・ミゼラブル in   コンサート、最近のフィルムコンサート。

(B) コンサートバージョン
 出だしの部分が甘い声、後半、大人の声になる。

 大阪シンフォニーホールでのコンサート他。
 誰でもピカソ(5/14)のTV放映で歌ったもの。

(C) (A) と(B)の中間

 「心を込めて」の収録版