クラシックかな?

  自称クラシックファンの方から、「本田美奈子.の歌はクラシックではない」とおっしゃるのを聴いたことがあります。私は別に何とも思いません。美奈子さんの歌が声楽家の歌い方と違うから、クラシックでないと言うなら、クラシックに分類してくれなくても良いと思ってます。既存のものでないから、値打ちがあります。音楽として優れているのならそれでいいです。
本当に「音楽」の分かるクラシックファンは、美奈子さんの歌を正しく評価してくれています。

パワークラシック

  私は、美奈子さんの歌、声楽家の歌い方と違うから、クラシックでないと言うなら、クラシックに分類してくれなくても良いと思ってます。既存のものでないから、値打ちがあります。音楽として優れているのならそれでいいです。

  美奈子さんのクラシックをパワークラシックと呼ぶ人がいますが、実際に聴くと迫力に圧倒されます。

  美奈子さんの歌の中で、特に迫力を感じるのは、「Time to Say Goodbye」と「誰も寝てはならぬ」です。最後のTV放送となった、昨年1月の「題名のない音楽会」で歌った「誰も寝てはならぬ」は、TVでも迫力を感じた方も多いと思います。

  Time to Say Goodbyeは、題名のない音楽会やミュージックフェアでも歌ってますが、美奈子さんのTime to Say Goodbyeがすごい迫力になったのは、Ave Maria発売以降です。題名のない音楽会とかミュージックフェアで歌ったのは、2002年ごろなので、2003〜2004ごろに歌ったTime to Say Goodbyeに及びません。映像/音源は、CDの他には、以前、JroomのHPにあった、Jroom in Hakujuの映像ぐらいしかないと思います。本当はこれを皆さんに見せてあげたいところです。多分、そのうち、コロムビアから発売されるのではと期待してます。

  私は、美奈子さんのTime to Say Goodbyeは、オペラ歌手が歌うものより、ある意味、迫力の点で優ると思っています。オペラ歌手の歌い方が声量があって、良く声が通るのは確かですが必ずしも、迫力=声の大きさではありません。美奈子さんの場合、歌い出しの部分を抑え気味に、音が高くなるにつれ、声量を増加していき、最後にフルパワーで歌う差が、パワーを感じさせるのでしょう。オペラ歌手の歌い方では、マイクなしで遠くまで声を届かせないといけないので、あまり声量を抑えて歌えません。美奈子さんの場合、マイクを使って歌うので、自然な声で、声量を抑えて歌うことが可能です。マイクを使って歌うところに大きな利点があるのだと思います。