(4) 歌唱技術

 CDと生歌の違いで、もしかしたら、最も重要なのは歌唱技術の差かもしれません。

 Ave Mariaは2003年5月発売なので、録音したのは、それ以前です。Amazing Graceに収録されているAmazing Grace、Time to Say Goodbye、及びタイスの瞑想曲も同じ録音であり、今から、2年半以上前のことです。録音したのは、大体3年〜2年半前ぐらいでしょう。
 美奈子さんの歌唱力は日々、レベルが上がっていました。 Ave MariaのCDでは、それぞれの曲で、微妙な狂いに気のつくところもありますが、コンサートを重ねる毎に、歌唱技術が上がっていきました。2004年7月のHAKUJUでのコンサートでは、美奈子さん、こんな(レベルの高い)とこまで来たんだと思わせる内容でした。その後、9月の愛知のコンサートでの美しい夕暮れ、12月の三鷹のコンサートでのTime to say goodbyeのデュエット、どれも忘れることのできないものです。

 歌唱技術的には、時の方が上だと思いますが、時の曲は、十分コンサートで歌いこなして行く前に、入院することになってしまいました。やはり、もう少し時間が欲しかったと悔やまれてなりません。


 美奈子さんの声は、クラシックの演奏とよく調和します。私は、特に弦楽四重奏と一緒に歌う時が好きです。弦楽器との調和が何とも言えません。是非、クラシック(声楽除く)のファンに聴いてもらいたいと思うことが良くありました。ソプラノ協奏曲みたいな感じで、美奈子さんの声と弦楽器の音色が溶け合います

「新世界」を良く聴くと、その雰囲気が味わえるのですが、やっぱり生で聴きたいです。2004年8月のN響との共演で新世界を歌ったのですが、開場で聴いた時はうっとりしていました。