平成18年4月22日から25日の4日間、私ども円光寺の属する浄土宗西山禪林寺派の総本山であります、永観堂禪林寺において宗祖法然上人の御忌法要が行われました。「御忌会」とは、浄土宗の宗祖法然上人のご命日に上人の恩徳をしのんで営まれる法会のことをいいます。 今年は第795回目の法会にあたります(詳しくは、永観堂ホームページをご覧下さい)。
御忌会は宗祖の命日ですから、本山だけでなく西山禪林寺派に属する末寺の僧侶達も一致団結して法要を営みます。さまざまな役割があるのですが、本年は円光寺住職内藤寿昭が「講讃導師」を務めました。講讃導師とは大導師の法主猊下に代わって、宗祖の徳を讃える役目です。4日間交替で務めるのですが、25日の満座法要の講讃導師を仰せつかりました。
具体的には法主猊下の前で法然上人の遺文遺訓を読上げるのですが、25日法要では「登山状」でありました。「登山状」とは、延暦寺を始めとする南都既成仏教団の専修念仏に対する攻撃を緩和するために書かれた書状でありますが、それは言い換えれば念仏の正当性を伝えるものであります。
写真は講讃導師入堂の時に撮影されたものです(堂内は暗く、はっきりと撮影することができませんでした)。
当日は4月の末にしては肌寒かったのですが、天候に恵まれ、境内の青葉がとても鮮やかでした。以下は永観堂の境内の様子です。
大殿(本堂) マウスを乗せると画像が変わります
大殿(正面から)
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