BLOOD+ 血液型 A型 AB型
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血液型別に見た旅行
A型
B型
AB型
B型
民族 頻度(%)
AB
日本 30.5 38.2 21.9 9.4
バスク 51.2 43.6 4.2 1
ベルギー 46.7 41.9 8.3 3.1
デンマーク 41.1 43.5 11.2 4.1
ドイツ各地 39.1 43.5 12.5 4.9
イギリス 46.7 41.7 8.6 3
エスキモー(グリーンランド) 54.2 38.5 4.8 2
フィンランド 34.1 41 18 6.9
フランス 42.9 46.7 7.2 3
ギリシャ 40 41.6 13.7 4.7
オランダ 45.3 42.7 8.9 3.1
アイルランド 52 34.7 10.3 2.9
アイスランド 55.7 32.1 9.6 2.6
イタリア(ミラノ) 45.6 40.5 10.6 3.3
イタリア(トリエステ) 36.1 51.1 8.6 4.2
ラップ 28.9 62.6 4.4 3.9
ノールウェー 38.6 49.4 8.2 3.8
オーストリア 36.3 44.1 13.4 6
ポルトガル 35.2 52.8 8.2 3.6
ルーマニア 33.5 41.2 19 6.3
スウェーデン 37.7 47.3 10 4.9
スイス 40.2 48.9 7.9 3
スペイン 38.2 47.2 10.1 4.5
ブルガリア 32.1 44.4 15.4 8.1
ハンガリー(ブタペスト) 35.7 43.3 15.7 5.3
ロシア各地 32.9 35.6 23.2 8.1
ヨーロッパ各国の血液型を見ると、ほとんどの国がO型とA型で90パーセント前後の割合である。また、イギリス以外はA型の方が多いのも特徴の一つと言える。ヨーロッパの落ち着いた雰囲気も、まじめなA型の人が多いからかもしれない。ヨーロッパの建造物は石組みのものが多いが、これはA型の特徴という説もある。石を正確に細かく積み上げていく建築方法は、A型の几帳面さがなくては出来ないのである。それに対し、日本は木の文化と言われる。木を自在に削り、様々な形に変えて建築するのは、B型的な要素である。A型の先祖は農耕民族で、集団性があり真面目なのが特徴である。また、O型の先祖は海洋民族でやはり集団性があり和やかな雰囲気が特徴である。ヨーロッパにA型とO型が多いことは、社会の安定と和やかな雰囲気を作り、ヨーロッパの素敵なイメージを生み出している。先進国は一般的にA型が中心の国の方が多いので、B型が多い日本の方がむしろ異例なのかもしれない。ヨーロッパの中で日本の血液型の割合に近いのはフィンランドである。ただし、フィンランドは何故か日本と同じ自殺大国になっているという。血液型の割合が社会にどのような影響を与えるのか分からないが、ヨーロッパを旅した時の感想は、血液型によって違ってくると思われる。A型やO型の人なら、ヨーロッパの人に親しみを覚えるのではないだろうか。また、少数派のAB型の人も、周りにA型の人が多いと安心感があるので、日本の社会で疲れたAB型の人にもヨーロッパ旅行はお勧めである。ヨーロッパは肉料理が多いので、B型の人も食事を楽しめる。ヨーロッパの人はA型の人が多いので、ヨーロッパ人の先祖は農耕民族だと思う人もいるかもしれないが、話はそれほど単純ではない。ヨーロッパの人は足が長くて胴が短く、スタイルがいいのが特徴だが、実はこの特徴はB型的な狩猟民族のものである。肉は胃腸に入ると腐るので、早く消化し排泄するために腸が短くなり、そのため胴も短くなり、胴短足長のヨーロッパ人の体型が出来上がった。かつて、ウラル山脈を北上し、ヨーロッパへ行ったヨーロッパ人の先祖は厳しい寒さの中で農業がうまくいかず、果物もとれないので、狩猟や牧畜に頼り、B型の血液型の人が多くなったのである。つまり、ヨーロッパ人と日本人の体型の違いは、必要とする食料が全く違う事を意味している。それが、何故か現在はA型とB型の割合が、日本とヨーロッパでは逆転しているのである。理由についてここで論じるつもりはないが、かつての古き良き日本の社会が、あるいは今のヨーロッパにはあるのかもしれない。日本の社会で疲れて人が信用できなくなったら、無理をしないで、ヨーロッパ旅行をして休むことである。そして、自分の血液型にあった旅をして、ヨーロッパ旅行を最大限に満喫して欲しい。

地球とヨーロッパの歴史

約46億年前に地球は誕生した。誕生直後の地球は、全体が炎で包まれており、非常に高温で、隕石の衝突が激しかった。熱によって水蒸気が発生し、雲が出来て、地球全体に雨が降り始めた。その雨によって地球は冷却され、海が生まれた。今からおよそ40億〜35億年前に、海に生命が誕生した。爬虫類は約2億4000万年前に哺乳類へと進化したが、哺乳類はネズミ程の小さな生き物だった。陸上の支配者は爬虫類となった。強大化した恐竜が、地球の王者となった。爬虫類は陸上だけでなく、空中へも進出し、鳥類が誕生した。今から約1万5000万年前に鳥類が誕生、恐竜の中にも飛べるものが現れ、生物は地球上に広がった。爬虫類は水中へも進出したが、魚類や哺乳類などによって水中の王者にはなれなかった。約6500万年前に、メキシコのユカタン半島へ巨大隕石が衝突した。衝突によって砂や塵などが空中に舞い上がり、そして地球全体を覆った。結果、太陽の光は地上に届かなくなり植物が絶滅し、草食動物や肉食動物が姿を消した。恐竜など巨大な生物はほとんど絶滅した。体が小さかった哺乳類は、この大きな気候変動を生き延びる事ができた。今から約4000万年前にサルが登場し、約1500万年前にオランウータン、約800万年前にゴリラ、そして約600万年前にはチンパンジーへと進化した。最初の人類は約580万年前、アフリカにてアルティピテクス(猿人)が登場した。2足歩行するヒト科の登場である。約200万年前に大きな脳を持った人類が出現し、石器を使うようになる。ホモ・エレクトス(原人)である。彼らは170万年前にアフリカを出て、東南アジアや東ヨーロッパへ拡散し、それぞれに進化していった。一部はネアンデルタール人へと進化し、大きな脳と知能を備えて、石器を使って大型動物を狩ったり、火で死者を埋葬したりしたが約2万8000年前に絶滅した。DNA配列の違いやミトコンドリアDNAの比較など遺伝子レベルの調査で、ネアンデルタール人やジャワ原人、ペキン原人は私たちの直接の祖先ではない事が判っている。私たちの祖先である人類は、約60万年前にこのネアンデルタール人たちと分かれて、アフリカで独自に進化し、約20万年前〜15万年前に別種となった。しばらくの間、ネアンデルタール人と同時代を暮らしていたが、ネアンデルタール人を絶滅に追い込んだ。私たちの祖先は人口の増加や気候の変化などによって約13万年前にアフリカを出発した。アフリカを出発した集団の多くはアフリカ大陸をナイル川沿いに北上していった。一部の集団は南下したり西へ進んだが、大半はシナイ半島や紅海付近に住み着いた。9万年前の事である。当時人類の血液型遺伝子はO型だけであった。人類は、北へ行く者と東へ行く者で、コーカソイドとモンゴロイドに分かれた。これが人種の誕生である。これを境に人種が分かれ、言語が分かれた。コーカソイドたちは北上して4万年前に黒海より北の低地に住み着いた。ほとんどはこの地に定住してインド・ヨーロッパ語族というグループを形成し、ヨーロッパ系コーカソイドとなったが、一部は定住せず、カスピ海沿岸へ移住したり、ヨーロッパ大陸を西へ進んでその先に移り住んだ。彼らはヨーロッパに進出した最初の人類であり、1868年にフランスで発見された化石からクロマニヨン人と呼ばれる。2万7000年前の事である。コーカソイドたちは、紫外線の少ない地域でもビタミンDが不足せず暮らしていけるように、肌の色が1000年以上かけて白くなった。白人の誕生である。黒海北部・ロシア南部に定住したコーカソイドをヨーロッパ系コーカソイドと呼ぶのに対して、その他の地域に定住したコーカソイドの事を早期ヨーロッパ人もしくは非ヨーロッパ系コーカソイドと呼ぶ。彼らは、氷河期の末期に黒海北部・ロシア南部の地域から生活圏を拡大してきたヨーロッパ系コーカソイドに追い出されるように、地中海沿岸を南下して西へ進み、モロッコとイベリア半島地域からヨーロッパへ移住した。1万5000年〜1万年前の事であり、その後非ヨーロッパ系コーカソイドは、ヨーロッパ系コーカソイドと幾度なく衝突し、バスク地方やアイルランド地方、また東はコーカサス地域へ追いやられていった。彼らがバスク人やケルト人、コーカサスの少数民族などである。その頃、アジアではモンゴロイドたちが移動を行った。ヨーロッパ系コーカソイドの社会では1万1000年前からレンズマメの栽培が始まり、9000年前には中央アジア南部、アジア南西部で農耕が始まった。その農耕社会に適するため、ヨーロッパ系コーカソイドは血液型O遺伝子からA遺伝子へと変わっていった。その農耕は、メソポタミア地域から西はエジプト地域、東はインダス地域、さらに中国にまで広がり、この4つの地域を中心に今から5000年前に文明が誕生した。文明とは程遠いカリマンタン島地域にいたポリネシア人は、氷河期の影響でスンダランドが徐々に沈んでいったため、他の地域よりも高度な航海術を開発していた。彼らは中国に住んでいた他のモンゴロイドの南下が進む約3500年前頃に、太平洋、インド洋を横断し、北はミクロネシアやハワイ、東はポリネシア、ソロモン諸島、西はモルディブ、マダガスカルにまで達した。南方系モンゴロイドであるポリネシア人が海を駆け巡ったの対し、新モンゴロイドのモンゴル人は、2300年前頃からユーラシア大陸全域へ進出していった。一部は朝鮮半島、日本列島へ渡って定住、先に住んでいた南方系モンゴロイドたちと混血して日本人となり、また一部は10世紀後半から西へ進み、トルコやアルプス地域、東欧地域にまで勢力圏を拡大し、元・モンゴル帝国を築いた。血液型B遺伝子の存在しないヨーロッパ地域に点々と血液型B遺伝子が存在するのは、新モンゴロイドたちがはるかヨーロッパにまで進出して来たなごりである。