ヨーロッパを周遊する場合、メインの交通手段となるのが鉄道である。大都市間なら特急や急行が走っており、各国にプレミアトレインと呼ばれる自慢の高速列車もある。飛行機と比較した場合、空港へ行く時間や待ち時間を考えると、よほどの距離がない限り、鉄道の方が安全で便利である。また、寝台車を使えば夜の間に目的地に移動できて、朝から現地で活動が出来る。何より車窓から見るヨーロッパの景色は最高である。列車によっては食堂車が連結されている場合があるので、食事をしながら景色を楽しむのもいい。トーマスクックを片手に、リュックサックだけで自由にヨーロッパの街を旅する。これこそ、ヨーロッパの個人旅行ではないだろうか。ヨーロッパ旅行を考えた場合、世界遺産やショッピング、グルメなど様々な目的があると思うが、鉄道もまたヨーロッパ旅行の醍醐味と言える。最初は苦手に思えるかもしれないが、慣れるとその素晴らしさにやみつきになる。景勝ルートがたくさんあるので、ヨーロッパの旅行計画をする時は、鉄道ルートも計画に組み込んで、他の人とは一味違った旅行を楽しんでほしい。但し、ヨーロッパはたくさんの国があり、列車によっては座席指定が必要な場合もあるので、事前に時刻表を調べて、親切で知識のある旅行会社で鉄道のチケットを手配する事をお勧めする。