2月28日

 時間が経つにつれ、師匠(カイル)が味方のふりをした裏切り者じゃないかと不安になってきた。

 余計な心配に終わればいいが。
 本当に余計な心配だった。
 今回、戦争モードを初体験した。

 これが王子殿下の初陣であり、ワシの幻水5における初陣でもある。
 しかし、操作の仕方がわからない。

 適当に操作してみると、大勝利をおさめた。
 「適当」で勝ってしまうとは、相手はたまらないだろうな。

悔しい…

 結果、この行為が反乱行為とみなされ、表面上は王子殿下率いる反乱軍とリムスレーア率いる王国軍が対立する事となった。

 ああ、やっぱり兄妹対決になってしまったか。
 リムスレーアは本当は兄の助けを求めているのに。

 でも、リムは最後まで助けを求める姿勢でいるだろうか?
 途中で兄を追撃しなければならない事情が出てきそうで怖い。

 王子殿下もワシも心構えはしておかなくてはならないだろう。
 現状では予想もしない人がラスボスである可能性も含めて、だ。
 ゴドウィン家のギゼルがラスボスでは物足りない気がするのはワシだけだろうか?

 王国軍に兵力が劣る王子側は、以前泥棒を送り届けたラフト何とかに協力を請うために赴く事になった。

 母上が壊滅状態にした何とかレーク(名前覚えろよ)にも協力を請う事を勧められたが、バロウズ家のグネグネしたおっちゃんは渋っている。

 そうなると、逆らってソコに行きたくなるのがゲームプレイ中の心情なり。

 ラフト何とかに行けと言われたが思いっきり無視し、何とかレークに向かうべく彷徨う。
 しかし、どこに何があるのかさっぱりわからないので迷子と変わりない。

 途中で1人仲間にした。
 音楽家だ。

 戦闘中に必死に指揮している。
 戦闘時の音楽もオーケストラ風になった。

 現在は王子・護衛・音楽家で辺りを彷徨っている。

 彷徨っている途中でバロウズ家の跡取りユーラムと話す機会を得た。

 ユーラムは権力目的でリムと結婚したがっているのかと思っていた。
 しかし、リムを心配してくれているので本当に好きだったのか?と少し見直した。

 その後、街中にいた幼女がユーラムがやたら親切にしてくれると話した。

 見直したという言葉を撤回した。

 おそらく奴はただの幼女好きだ。

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