3月23日

 現在、リオンの代わりと言って、ミアキスが王子殿下の後をついてくる。
 その位置に立つものには間違いなく不幸が訪れるので、できる事ならついて来ないでほしい。

 そんな不安を当人が察する訳もなく、リオンを救うかもしれない遺跡のある森に到着した。

 この森の中に遺跡があるそうだ。

 第1感想:迷うな、これ。

 案の定、迷った。

 1時間プレイしても、遺跡にたどり着かない。



 こうして王子殿下は遺跡にたどり着く事も、森から抜け出す事も出来ないほどに迷い果てました。
 そして、リオンが目覚める事もありませんでした。

 幻想水滸伝5 完




という想像が脳裏をかすめるぐらい迷った。



 それでもどうにか見つけた遺跡の内部で、ローレライが思い出したくない出来事がある事を示唆した。

 天井に開いた穴、シンダル遺跡、ビッキーに自分と面識がないかと訊ねたというローレライ。

 ココはおそらく幻想水滸外伝でナッシュがメグ・ミリー・ビッキーと共にテレポートでやって来た場所だな。
 こんな所で外伝と絡む話が出てくるとは思わなかった。
 ナッシュの落とした防具でもないもんか、と探してしまった。

 奥に進むと、黄昏の紋章が描かれたドアを見つけた。
 王子殿下が黎明の紋章を掲げると、ドアは開いた。
 いくら黎明と黄昏の紋章は一対だとはいえ、いいかげんな仕組みだ。

 開いたドアの奥でぼやけたレックナートさんと会話した。
 その後、黎明の紋章を確認すると、新しい能力が増えていた。
 回復系だ。

 正直、ワシは攻撃系の能力が欲しかった。
 しかし、リオンの意識不明をどうにかするために来たわけなので、当然といえば当然だ。
 攻撃系を得ても、リオンが吹っ飛ぶだけだ。

何してるんだお前は。


 至急城に戻り、その力を使うとリオンが目覚めた。

 良かったと思う心と、またお母んが後をついてまわるのかという心が半々だ。

 そろそろ自分の意思で決めた5人で行動したい。

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