3月30日

 最近、本当にリオンに対して倦怠期だ。

 せめて背後についてくるグラフィックがなければ良いのだが。
 現実の世界で、あれ程までに側にいられたら、その人物がいくら可愛い女の子でもストレスがたまるだろう。

 大統領のSPですら、あそこまで付きまとわない。

 背後にピッタリとついてくる人を気にかけながら、元自宅・太陽宮に突入した。

 途中で2人の女王騎士が道を阻む。
 アレニアとザハークだ。

 当然、戦闘に突入した。

 取りあえず余力を残しつつ、倒した。

 すると、強大な力を得るが、効果が消えると死亡してしまう薬をアレニア・ザハークは飲み、再度戦闘に突入した。

 それでも余力を残しつつ倒した。

 次がラスボスだと思っていたからだ。

 同じ騎士2人組ではあるが、幻水2でハイランドの2人組を倒した時よりも心は痛まなかった。
 この2人はハイランド2人組とは異なり、やってきた事があくどかったので仕方ないかなとは思う。



 謁見室に向かうとギゼルがリムに刃物をむけていた。
 しかし、リムはギゼルが自分に危害を加えるつもりはない事を見破っていた。

 前々から思っていたが、リムはすごいな。
 将来有望だ。

 ギゼルは王子殿下と一騎打ちをしたくて、ココに留まっていた。
 王子殿下も申し出を受けて立ち、戦った。

 無傷で勝利。

 勝因は「ギゼルが『義兄上』を連呼した事」だろう。

 義兄上と呼ぶな。
 義兄上と。

 倒れるギゼル(おそらく死)。
 その隣で王子殿下と抱き合い、泣くリム。

 ・・・もう少しギゼルから離れませんか?
 何となく嫌です。(遺体の側から離れたい)



 これで全てが終わったと思った。
 しかし、よくよく考えると太陽宮内でギゼルの親父(マルスカール)を見ていない。

 マルスカールは太陽の紋章を持って逃亡していた。

 ラスボスは奴か。
 おっさんだな。

 ビジュアル的にはギゼルとかサイアリーズがラスボスの方が良くないか?

 しかし、よく考えると幻水シリーズで最後に対峙した相手は、3を覗けば全部おっさんだ。
 いや、3で最後に対峙した奴もある意味おっさんだけどさ。

若いおっさん衆


 マルスカールがラスボス風なのも当然か。

 奴は王子達が後を追えないように工作しながら、太陽の紋章に関連すると予想される遺跡に逃亡したらしい。

 その遺跡に向かう方法をハスワール叔母様が知っていると発言した。
 それには、黎明の紋章と黄昏の紋章を持つ2人が必要になるらしい。

 ふーん。
 まあ、いいけど。
 (現在、黄昏の紋章を持つ人に対して倦怠期)



 リムは今回の闘神祭と戴冠式を無効にしたと、人から聞いた。
 つまり、清めの儀式を再度行うという事ですか。

 次回リムが清めの儀式を必要とする時は師匠と行きたいなどと考えながら、ルナスに向かった。

 遺跡に向かうためには清めの儀式の場所に向かう必要があるとハスワール叔母様は言う。

 おぅ、もう清めの儀式が関連してきた。
 もしや紋章の所有者が清めの儀式をする必要があるとか?
 そりゃ、やばいだろ!

 しかし妄想空しく、清めの儀式など必要なかった。
 泉の手前でリオンと共に紋章を掲げると、泉が消滅して階段が出現した。

 ああ!泉が!
 泉が!

 ハスワール叔母様の話によると、ここからマルスカールのいる場所に向かえるらしい。

 ふーん、そうか。
 ここから行けるんだ。
 そうか、そうか。

 ・・・。

 今夜は師匠と一緒に酒を飲もう。
 (清めの泉追悼)

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