目明し編(18)
自分の祖母を殺し、自分の片割れを捕らえ、自分を可愛がってくれた村長をも捕らえる詩音。
そして、その事を利用して圭一を恐怖に陥らせる。
圭一を餌にし、悟史を"鬼隠し"にした犯人を見つけ出そうとする。
圭一翻弄されっぱなしだ。
しかも頭が悪いと思われている。
違う。
(たぶん)違う(はずだ)!
圭一の根本的な知力は高い(はずだ)!

挽回せよ前原圭一。
カッコイイ所を見せつけてやるのだ。
まあ実際、終盤に少しは挽回したけどね。
この後、「綿流し」編では恐怖に耐えかねた圭一が梨花に「祭具殿に忍び込んだ事」を告白する。
そして梨花は「ボクがきっと、何とかしてあげますですよ」と笑った。
あの時の梨花はとても頼もしかった。
この「目明し」編でも圭一がそのやり取りをした事を語っている。
だとすると、梨花ちゃんが言っていた「何とかする」とは「"魅音"を殺す事」だったのか。
この事に気づいた時、戦慄したぞ。
あぁ、この事実を圭一に伝えてみたい。
びびるだろうな。
梨花に対する被害妄想…明らかに雛見沢症候群発症中のワシであった。
催涙スプレーを片手に、おそらくトミーを殺害したものと同じ薬を注射しようとするなんて確信犯だ。
あの時はいきなり梨花が怖い顔になって驚いた。
…ワシびびりまくりだな。
格好悪い。
それにしても、梨花ちゃんの存在が更に謎になった。
二重人格なのは悟史でなくて梨花ちゃんなのかね?
「何とかする」事に失敗した後、梨花が執り行う古手家最後の奉納演舞は音楽も相まって、薄気味悪かった。
「綿流し」編プレイ時は魅音に誘い込まれて梨花は殺されたのかと思っていた。
返り討ちにあっていたんだなぁ。
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