目明し編(22)

 ま、詩音の悲哀はさておき、「魅音」を殺して一時的に警察の追及から逃れた彼女。
 しかし、狂いかけていた。

 妹の亡霊に憑かれ、壊れていく詩音。

 その時でさえ、彼女は妹への当て付けのために圭一を殺そうとした。
 そして、自分のやりたい事を成し遂げた彼女は自殺(?)した。



 だが、最後に出てきたスタッフロールみたいなものを確認すると、圭一は命を取り留めていた。

 圭一は助かったぞ、良かった、と思ったのもつかの間、スタッフロールの続きを読んで愕然とした。

 圭一死んでる!

 死因は急性心不全。

 …何故?
 何故だ?
 どうして、圭一を死なせる?

 今回なんかメチャメチャ脇役じゃないか。
 ヒーローですらないんだぞ。
 悟史に奪取されたんだぞ!

 それでも死ぬのか、死んでしまうのか。

 ちくしょう、鬼め!
 (関係ない)



 しかも、クリア後に出たTIPSを読むと、大石のおっさんはこの事件の真相を知っていた。
 知っていたのに、圭一の入院している病院に来て嘘こいてやがった。

 この野郎!
 それが原因で心不全起こしていたらどうしてくれるんだ!

 せっかく。
 せっかく。
 せっかく。
 満身創痍でも、どうにか生き残るチャンスを得たのに。

 それを大石のおっさんが奪いやがった。

 くそー。
 梨花が持っていた注射を大石に刺してやりたい。

逃げるなよ


 圭一が毎回死ぬ運命にあるのに納得が行く理由を知りたい。
 じゃないと、毎回本当にやるせないぞ。
 結局理由は無いに等しかったが、何となく納得してしまっている。
 サイコロの出目が悪いというか、雛見沢に引っ越してくる前から梨花に目をつけられてしまっている時点で…。


 よし、言いたい事も一通り書いたし、次の「罪滅し」編を期待して待つという事で「目明し」編の感想終り。

 どうせ、また圭一死ぬでしょうな。

 …やるせない。

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