目明し編(7)

 叔父さんとの話の内容が怪死事件に移行していく。

 詩音が北条の名を呼び捨てにしている。
 この時点では悟史も沙都子にも会った事ないんでしょうな。

 祟りの話から詩音が思い出した、子供の世界の「オヤシロさま祟りギリギリセーフライン」が面白い。
 その結論が結構妥当そうなのだ。

 セーフなのは雛見沢村か興宮に自宅がある事。
 自宅がそのどちらかにあれば、長期旅行も可能。

 なるほど。

 しかし、この「ライン」が妥当だと考えると、詩音は祟られる対象になってしまう。

 詩音は祟る方になるのか、祟られる方になるのか。
 それは、今までの話から考えると、どちらでもOKな気がする。

 今回の詩音は絶対にどちらかにはなりそうだよなぁ。
 何せ主人公だし。



 図書館で落ち合う魅音と詩音。

 …本当に仲が良さそうだ。

 しかし、1年間の空白の間に魅音と詩音の間に思想の違いが生じていた。
 話の途中で、ちょっとしたケンカ口調になった。

 でも、本格的に魅音と仲違いしたくはないらしい。
 詩音は魅音と真剣に向き合い、魅音を励ました。

 赤くなる魅音。

 姉妹だからなのか、同性だからなのか。
 今までの4話のような雰囲気が魅音にはない。
 そう、詩音が直前に語った通り「依存度が高い」、そんな雰囲気だ。

 もしかして魅音、圭一の前でかなり無理してたのか?

落ち着け、私




 魅音との話も済み、詩音は外に出た。

 これから夕飯の支度らしいが、ジャンクフードではない。
 有言不実行だ!

 家に戻った時、詩音は缶詰を意図的に避けて買い物をしていた。

 原因は葛西の怪談話。

 もしや、それは人肉缶詰の話か?
 う〜ん、これ結構地味に引っ張るよな。
 これも何か事件に関連するのだろうか?



 TIPS入手。
 北条兄妹の現状話だ。

 虐待されている。
 そして、悟史はほんのわずかだが自分の妹にウンザリしている。

 当然な気がした。

 「祟殺し」編にて、沙都子が悟史に過剰に依存していた話は聞いていた。
 このTIPSの出来事だけでも、それを十分感じる事ができた。

 本当に沙都子はにーにーに依存しすぎていたんだな。

 でも、それが約1年後に1人で虐待を耐える理由にはならないとは思う。
 ましてや、そのために1人の少年が人殺しを犯したと考えると更にそう思う。

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