電話口にて、詩音は魅音に色々と悟史の事を訊いていた。
そんなわかりやすい事すると魅音にばれるぞ。
この時の会話からすると、悟史は魅音の恋愛対象ではないように見える。
つまり、「悟史は魅音のタイプではない」と。
魅音のタイプはやはり圭一なのだろうか?
ポーッと夢想に耽っている詩音。
こやつ、突然恋する乙女になりおった。
落ち込んでいる悟史を見かけ、詩音は「魅音」として声をかけた。
「詩音」として接する事ができないのは寂しくないのだろうか?
悟史は少年野球チームに所属しているが、これがどうやら「下手の横好き」状態らしい。
それで、悟史は落ち込んでいたようだ。
そういえば、1年後に詩音は野球チームのマネージャーをしていたはず。
学校という場所で会う事ができない詩音は、そこで親交を深めた可能性が高くなったな。
また、魅音ならこう言うだろうと推測をしながら語る内容に気になる点があった。
「相手のピッチャーに小細工をしてまで勝ちたいという執念があるなら―」
…それ、Kの事ですか?
1年後、その小細工をKは見事にやってのけましたねぇ。
だからか?
こういうところで話が合う点が、魅音が圭一を気に入る所以なのか。
逆に、圭一では全く詩音の好みに合わない気がするな。
やはり、「綿流し」編の圭一に対する詩音の態度はからかいである率が高い気がするぞ。
そして、偽装魅音の小細工勝ち推進に対する悟史の返事。
「ズルしても何の意味もないよ…」
K全否定です。