皆殺し編(4)

 ループ能力の全容がわからない。

 今、梨花は前回の奇跡を圭一に期待している。
 「罪滅し」編を今の圭一は経験してきた、とも考えている。

 それならば、雛見沢…いや詩音なんかも含めると興宮もかな。
 その地域の人達全員がこの能力に巻き込まれているという事だろうか?

 「罪滅し」編にて、レナに対して「あなたには"この"雛見沢しかない」と梨花は言っていた。
 しかし、その後に圭一は別世界の出来事を知覚していた。

 そうすると、圭一にとっては「"この"雛見沢だけではなかった」のだ。
 ならば、レナも「"あの"雛見沢だけではない」可能性がある。

 梨花は自分の能力を正しく把握していない可能性があるな。


 (本編読み進め)


 現在、この世界の圭一は別世界の記憶の継承はしていないようだ。

 それでも圭一に思い出す…というか、別世界の記憶を認識してほしいと梨花は願っている。

 しかし、今のこの状況じゃ無理だろうな。

 あの時は仲間に対する強い思いから別世界の記憶を知覚したように見えた。
 何か強い刺激がないと無理な気がする。

 それでも梨花は諦めず、奇跡を願い最大限の努力をするようだ。
 頑張れ、梨花ちゃん。



 出現したTIPSを読んだ。

 *代子って誰ですか?
 誰が誰に宛てた手紙ですか?

 直前まで梨花ちゃんのモノローグだったので、梨花父から梨花への手紙かなとも思った。
 しかし、それだと宛名が違う。

 そうすると、どうしても"*代子"が"美代子"に思える。
 そして"美代子"から"三四"さんが思い浮かぶ。

 それに文面と三四さんの行動が一致する気がするのだ。

 「罪滅し」編では確実に彼女は後世に名を残している。
 それが尊敬される意味での名かどうかは疑問ですけどね。

 今のところ、この手紙の受け取り主は三四さんだと思っておくか。


 (本編読み進め)


 入江診療所にて、沙都子が注射されているというシーンに移動した。

 「入江診療所にて注射された人が凶行に走る」という説を目にした事があるため、沙都子が心配になった。

 って、おぉ!

 三四さんナース!
 三四さんナース姿!

 スカート短い!
 スカート短い!

エロい三四さん


 いかん。
 そんな事に興奮している場合ではなかった。

 さっきのTIPSを考慮すると、三四さんはうさんくさいのだ。

 用心、用心だ。
 (別にワシに危害が加わるわけではないが)

 圭一が呟きそうなセリフだな。


 (本編読み進め)


 ふむ、沙都子の体調が悪いのか?
 この物語、誰かが体調崩す事が多くないか?

 羽入は梨花からは独立した行動がとれるらしく、沙都子についていった。
 「いつもの検査」というワシにとっては謎の検査をするらしい。

 …羽入、こいつが後をついて回るぺたぺたの足音の主の可能性はないだろうか。
 それなら「祟殺し」編で梨花の死後に足音が聞こえなくなった理由がわかる。
 その後、復活したぺたぺたの足音は圭一の妄想で説明がつく。


 (本編読み進め)


 沙都子の検査結果って何の事だろうか?

 快方に向かっているって、何が?
 精神的な何かだろうか?

 交感神経?
 妄想でも見たのか?

 風邪をひくと、沙都子は妄想でも見るのだろうか?

 その推測が正解だとすると、「崇殺し」編の沙都子・壊の原因はコレなのかもしれないな。
 もしそうだったのなら、部活メンバーには説明しておいてほしかったな。

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