家族の前で「ひぐらし」をプレイしていると気が散る。
両親が頻繁に声を掛けてくるからだ。
無言でパソコンを眺めながら、時折ニヤつく我が子に不安を感じるのかもしれない。
仕方ないので1人になれる時間を待って再開した。
モノローグが圭一に戻ったようだ。
仲良く話す部活メンバー。
普通に読み進めていた時に、周囲に違和感無く溶け込む、とある人の登場で驚いた。
何故ココに詩音がいる?
(本編読み進め)
ん?
圭一が綿流し実行委員に任命されそうだな。
編を重ねるにつれ、周囲の人の圭一に対する評価はうなぎのぼりだ。
これも無意識のうちに記憶を継承しているという事なのだろうか?
綿流し実行委員以外にも、園崎家の婿候補として目をつけられていそうだな。
(本編読み進め)
実行委員というのは建前で、実際に頼みたいのは叩き売りオークションの司会だそうだ。
ほぅ、それは本当に適任だ。
奴は「口先の魔術師」だしね。
実行委員参加を勧める部活メンバーの会話中に
「タコの入っていないたこ焼きであっても行列させてしまいそう」
という沙都子の言葉が出てきた。
確か、それは「綿流し」編で圭一が実際にやった事だよな。
やはり会話の端々に記憶の継承を感じる。
(本編読み進め)
実行委員を承諾し、この話が一旦終了すると、魅音が婆っちゃのおはぎを差し出した。
ついビクッとする。
このおはぎで「鬼隠し」編の何らかの真相が明かされるのだろうか?
そう思ったのだが、どうやら真相を明かすのではなく圭一の記憶を呼び起こす手助けをしているようだ。
以前にもおはぎを作ってもらった事があった気がすると不思議に思っている。
圭一が意識せずに「鬼隠し」編の記憶を語りだした。
断定はしていないが、魅音がおはぎに危険物を混入させていないのは確実なようだ。
タバスコは入れたかもしんないけど。
魅音に対する疑惑は晴れたけど、レナはどうでしょうかね?
「礼奈」は理由があれば、それぐらいはやりそうなんだよなー。