祟殺し編(10)

 (本編読み進め)


 うわ、また梨花ちゃんが亡くなった。

 しかもグロい死に様だ。
 腹を裂かれている。

 何故だ?
 何故死んだ?

 もう何が何だか分からない。
 誰か助けて。


 (本編読み進め)


 そして、やはり圭一も死んだか。
 しかも、守ろうとした沙都子につり橋から突き落とされ、死んだ。
 最悪だよ。



 その後登場したTIPSを読んだ。

 オヤシロさまの「オヤシロ」という言葉には「御八代」という言葉が入るという説がでた。
 この説が本当なら、連続第一子女性八代目の梨花ちゃんは神、つまりオヤシロさまだと言う事になるらしい。
 梨花ちゃんは本当に人外なのか?


 (本編読み進め)


 あれ?
 圭一が死んでいない。

 壊れた車のシートの上に落下したため、即死を免れたようだ。

 しぶといなぁ。
 さすが、主人公。
 (正義の味方からは、ほど遠いが)

すぐ否定


 死にはしなかったが、圭一は全身に怪我を負っている。
 治療のため、診療所に向かう途中で自衛隊員に拾われ、そして知った。

 雛見沢村住人、猛毒の火山性ガスにより死亡。

 つり橋から落ちた時、圭一が雛見沢の死を願ったため、こんな形で滅びたようだ。
 大量死だ。

 自分の願いが叶った事を知った圭一は、今度は自分の死を望み、意識を失った。



 人殺しに手を染めるという最悪の状態に達した圭一。
 しかし、今回の圭一は生存している。

 すごい皮肉だ。

 今までの編を振り返ると、生を強く望んだ圭一ほど死亡が確実なエンディングになっている。

 圭一が人殺しをするというネタバレを事前に知っていただけに、今回の圭一は最後に必ず死ぬと思っていた。
 逆に生存してしまうとは。
 生きて償えという事だろうか。

 自分の死を望み、自殺未遂もしたが生きている。

 …この編の圭一が生存しても気分は微妙だ。
 こいつは人殺しの業があるかぎり幸せになれないと思う。


 (本編読み進め)


 最後まで読み進めると、圭一は寿命が少し増えただけだったようだ。
 結局、最後には死亡していた。

 しかし、積極的に人道から外れた編の圭一が1番長生きなのはホント皮肉ッス。

 これで魅音は3回とも劇中死亡だ。
 そういえばまた詩音も自殺していたな。
 どうしてだろうか?

 この編は内容が非常に重いし、何故何故どうしてが多い話でした。

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