祟殺し編(9)

 全てを終わらせた次の日、新たなる謎が浮上した。

 祭りに行っていない圭一が、祭りに参加していた。
 しかも、その時の圭一の様子は「綿流し」編(詩音の誘いを断っている点が異なるが)や「鬼隠し」編に似ている。

 もう勘弁してください。
 更に訳がわかりません。

 しかし、この状態は死亡しているはずなのに活動していた、「綿流し」編の鷹野さんや魅音に似ている。
 これがオヤシロさまの祝福、あるいは祟りなのだろうか?

 それとも、皆で口裏を合わせているのだろうか?



 話が本当に不可思議になってきたな。

 綿流しの祭りの日に異次元の扉が開くとか、そういう事象が発生しているのか?
 そして、圭一は鬼の国に落ちてしまったのか?
 そう考えると、綿流しの祭り後の雰囲気は「鬼隠し」編っぽくなっているな。

 鬼の国に落ちたとでも考えないと、もはや納得できない。

 それとも、もっと論理的に解決するのだろうか?



 不可思議な状況に耐えられず、圭一はイリーに殺人行為を打ち明けてしまった。

 そこで、圭一「他人殺し」疑惑浮上。
 嫌だぁ、そんな真相。

 しかし、イリーの知る叔父の容貌と比較してみると「他人殺し」疑惑は大分薄まった。

 あぁ、良かった。
 ……ん?
 いやいや、良くはないか、良くは。

怒りそうで言えない


 実は圭一の話を信用していなかった監督。

 その監督が圭一を取り押さえるよう話をしている時に、リサという名前を出した。
 リサって誰?
 今までそんな人いたか?

 うぅむ、「祟殺し」編、今までで一番難解だ。

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