全てを終わらせた次の日、新たなる謎が浮上した。
祭りに行っていない圭一が、祭りに参加していた。
しかも、その時の圭一の様子は「綿流し」編(詩音の誘いを断っている点が異なるが)や「鬼隠し」編に似ている。
もう勘弁してください。
更に訳がわかりません。
しかし、この状態は死亡しているはずなのに活動していた、「綿流し」編の鷹野さんや魅音に似ている。
これがオヤシロさまの祝福、あるいは祟りなのだろうか?
それとも、皆で口裏を合わせているのだろうか?
話が本当に不可思議になってきたな。
綿流しの祭りの日に異次元の扉が開くとか、そういう事象が発生しているのか?
そして、圭一は鬼の国に落ちてしまったのか?
そう考えると、綿流しの祭り後の雰囲気は「鬼隠し」編っぽくなっているな。
鬼の国に落ちたとでも考えないと、もはや納得できない。
それとも、もっと論理的に解決するのだろうか?
不可思議な状況に耐えられず、圭一はイリーに殺人行為を打ち明けてしまった。
そこで、圭一「他人殺し」疑惑浮上。
嫌だぁ、そんな真相。
しかし、イリーの知る叔父の容貌と比較してみると「他人殺し」疑惑は大分薄まった。
あぁ、良かった。
……ん?
いやいや、良くはないか、良くは。