圭一が本当に手を下すのか見守っていたが、本当にやりやがった。
今、叔父への初弾が打ち込まれました。
叔父を嬲り殺しながら、圭一が思いを馳せている本当の世界というのに興味がわいた。
綿流しの祭りで露店を巡り、部活をして、大盛り上がりをする。
それが叔父が現われなかった時の本当の世界だと圭一は考える。
確かに、その世界は他の編にある。
叔父にトドメとなる一発をくらわせた後、雨が降ってきた。
どういう事だ?
今までの編で綿流しの祭りの日に雨は降らなかったぞ。
そういえば、今回の鷹野さんと富竹さんは今どうなっているのだろうか?
叔父の死体埋めという作業を終えた圭一。
その達成感からか、
「くそったれええぇえぇえ…ッ!!!」
と叫ぶ。
バッ、バカか、お前!
念には念を入れるべきだろう。
こんなところで叫ぶなって!
(何故殺人犯よりの思考なんだ、ワシ)
天才だったり、おバカさんだったりと、圭一はややこしい。
(本編読み進め)
現況が気になっていた鷹野さんと圭一が遭遇した。
彼女、生きていたよ。
生きていた…が、この鷹野さんは本当に鷹野さんなのだろうか?
「綿流し」編では、彼女は生きている姿を確認されつつも、この時点で実は死亡していた。
鷹野さんが富竹さんの下手人である可能性はないのだろうか?
(本編読み進め)
鷹野さんが圭一を車で送ってくれた。
(おそらく渋々)
彼女との会話で富竹さんの名前が出て、ふと思った。
カタカナの言葉には何か意味があるのだろうか?
例えば富竹「ジロウ」。
次に「オヤシロ」さま。
特に「オヤシロ」さまは不思議だ。
別に「お社」さまでも問題ない気がする。
「綿流し」が「腸流し」であったように、別の意味が含まれていそうで怖い。
前原屋敷前で圭一と鷹野さんは別れた。
彼女は自分と同じ鬼なんだという感覚を圭一に持たせたままで。
この一件で、急激に鷹野さんが怪しくなりましたな。
でも、この時点で彼女は圭一の背後にいる何者かが囁いた方法で死んでいるはずなんだよね。
もう、本当に訳がわからん。
圭一と鷹野さんの対話の後に出たTIPSを読んだ。
トミーがまたお亡くなりになっていた。
3回目にもなると、あの死にっぷりにも慣れ、段々と可哀想になってきた。
みんな各々の編で役目が異なる。
それなのに。
トミー、あなたは全ての編で役目が全く同じだ。