祟殺し編(7)

 知恵先生のはからいにより、保護司が北条家を訪問したようだ。
 しかし、その保護司を沙都子は追い返してしまった。

 本人の意思に関係なく緊急保護が可能な保護司。
 その保護司が緊急保護を行わなかった理由と沙都子の生い立ちが語られた。

 ほう、ダム肯定派だった父も沙都子の実の親父じゃないのか。

 しかも、沙都子の母は幼い頃から内縁の夫と同棲する事が何度かあったですと?
 その度に、色々な男性を「父」と呼ばなければならなくなり、沙都子はそれに反抗した。

 母親が北条の男性と結婚した時も、沙都子は「父」に馴染もうとはしなかった。
 逆に「父」を追い出すために、嘘の虐待話を作り、通報して陥れようとした。

 考えていたよりも遥かにすさまじい人生だ。

 だから、今回も嘘の可能性があるので様子見な訳ですか。


 (本編読み進め)


 ……沙都子が取り返しのつかない事になった。

 昼食時、何気なく沙都子の頭を撫でた圭一。
 それをきっかけに、沙都子が吐き、暴れ、狂乱した。

 この事で、圭一は沙都子を救うには既に手遅れだという現実を知る。
 そして魅音の自分達の無力さを嘆く一言がトドメとなり、圭一が変貌した。

 鳥肌たった。

おぞぞぞぞ


 正直こうなる事は事前にインターネットからの情報で把握していたさ。
 知っていたけれど、鳥肌がたった。

 これは目が離せない。
 まさに殺人マシーン!

 うわー、圭ちゃんが本当に壊れたー!



 この後、着々と北条叔父殺害の下準備を行う圭一は本当に冷静で怖い。
 BGMも怖い。

 あれだけクールになれを連呼していた「鬼隠し」編よりも、立ち振る舞いや思考がクールだ。
 変貌した直後にすごい目だったとレナに言われたが、その目は「鬼隠し」編のレナと同じ類のものだろうか?

 下準備を行う圭一を眺めつつ、今回綿流しに突入するまでが長かったのは下手人が主人公だからか、とワシは納得した。
 本当に手を下すかは、現時点では未定だが。



 過去の思い出にふける圭一。
 圭一の過去を読み、またもや驚いた。

 圭一は天才だったのか。

 金田●少年が頭良いと言われるよりも驚きだ。

 普段、とてもアレなのに。

 …これ、本当に他の編とも共通した圭一か?
 違うだろ。
 お前、実は圭一じゃないだろ。
 (信じられない)

 これが事実だとすれば、圭一が雛見沢に来た経緯は実は複雑な何かがあるのかもしれない。
 後に想像以上の複雑な経緯を知るワシ。 結構衝撃だった。


 この時点で、この疑問は場違いで不謹慎かもしれない。
 しかし、1つ訊きたい事がある。

 圭一のエンジェルモート服の罰ゲームはどうなったんだ?

 やはり、沙都子の件で流れているんだろうな。

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