祟殺し編(4)

 魅音から悟史「転校」の真相を聞いた。
 その後、オヤシロさまの祟りの話をレナにするのは厳禁という忠告もされてしまった。

 そうだな。
 よく考えると、事件を論理的に推理していた「綿流し」編では、レナの前でオヤシロさまの祟りの話に触れていない。
 悟史の話も「綿流し」編では、深く追究していない。

 という事は、「綿流し」編でもレナの前でその話をしていたら、あの目になったのだろうか?

 …ウム。
 嫌だなぁ、それ。



 「祟殺し」編を今まで読んできて思うのだが、今回の圭一はすごく勘がいい。
 もうすぐ楽しい日々が終わってしまう事を頻繁に予感している。

 しかし、そればかり気にしてて良いのか、圭一よ。
 目前に迫る罰ゲームも気にした方がいいのでは?
 わはははは。



 祝勝会翌日から圭一の様子がおかしくなった。

 何故、沙都子に会いに来た大石さんを強烈に嫌悪しているのだろうか?
 しかも嫌な予感や嫌悪に全く根拠が無い。

 大丈夫か、圭一。
 (後日、大丈夫ではなくなるというネタバレを事前に把握してしまっているが)

 しかし、この態度…「綿流し」編の魅音が大石に取っていた対応に似ているな。
 大石さんに異様に冷たい。

 大石と圭一の対峙。
 この緊迫感。

 「祟殺し」編は綿流しの祭りの前からサスペンスしてますなぁ。


 (本編読み進め)


 おぉ、大石のおっさんが険悪な顔になった。
 ビクッとしたぞ、ビクッと。
 レナとは違う感覚の怖さがきたッス。

 しかも、大石さん、悪い意味で圭一に目をつけた?
 それに、もしや圭一の肩を握りつぶしている?

 大石のおっさん、あんた嫌な奴だなっ!
 中学生に悪態つかれたぐらいで、そこまで真剣に怒るなよ。
 大人気ないぞ。

 うわぁ、今度は出くわした監督まで雰囲気が怖くなった。
 今回皆怖いッス。

 おいおいおい、みんなまだ綿流しは来ていないぞ。

 それとも綿流しからが恐怖の始まりという認識がおかしいのか?

待て待て待て

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