罪滅し編・読後1

 前原圭一、児童連続襲撃犯のショックがじわじわと効いてきた。

 へこむなー。

 マンガやゲームの立ち絵やらで圭一の顔を見るとモデルガンが浮かんでしまう。

 今のワシは魅音が言っていた
「それで圭ちゃんの見方を変える程度のヤツだったら、私はそいつの方を見下げるね!」
 という"その程度のヤツ"に該当するんだろうな。

 ああ、小者。



 この過去があったから、今の圭一は馬鹿っぽいのかもしれないな。

 2度と人を見下したくないから、あえてみんなの中で低い地位をキープしているように見える。
 だから、罰ゲームを受ける率も高いのかもね。

 この事実を知った後だと、ブラ着用の罰ゲームを受けた圭一を目撃したお母んがどう思ったのかが気になるな。
「今度は違う方向に圭一が壊れてしまった」
とか思われていたりして。

母パニック


 圭一は低い地位を望むからよく敗北する。
 そう考えると、レナは「礼奈」である自分を知られたくないので冷酷になれず敗北するように見える。

 レナと圭一、2人の共通点は心が弱めであるということじゃないだろうか。

 勉強のストレスに耐え切れず、蛮行に手を染めた圭一。
 離婚の責任を己で背負い込みすぎ、壊れ、学校と人を破壊した礼奈。

 だから、圭一とレナは「鬼隠し」編、「罪滅し」編で壊れた。
 圭一に至っては、別ルートでも短絡的な行動に走る傾向がつよい。

 2人は精神を鍛える必要がありそうだ。
 (人の事を言えるほどワシも強くはないが)

 今回、別ルートの自分を認識した圭一は、その分心が強くなったように見えた。

 この惨劇のループから逃れるため、更に頑張れよ、圭一。

 今度こそ生還するんだ、前原圭一。

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