罪滅し編(6)
妻の浮気により、ふさぎ込んでいた礼奈の父親。
彼はリナという女性に出会う事で明るさを取り戻した。
しかし、リナが彼と付き合うのには裏があった。
竜宮一家が持っているお金(離婚の慰謝料)が目当てだったのだ。
ほらみたことか親父!
足の付け根に☆なんか入れた(自分は真っ先にそこに視線が向かった)女性がまっとうな人間のわけないだろ!
(偏見)

しかも、リナの相棒は北条鉄平?
おぉ、すごく悪そうな顔してたな。
ありゃ怖い。
わずかでも悟史や沙都子と同じ血が流れているとは信じがたい。
(「祭囃し」編まで読むと、鉄平は再婚相手の弟なので血縁関係はないらしい事がわかるのだった)
そして、その鉄平をびびらせた葛西に敬礼。
礼奈は自分達が騙されているのに気がついた。
しかし、恋は盲目状態の礼奈父は聞く耳を持たないだろう。
ここまで読むと、礼奈が魅音に助けを求めるのが最善の対処法だとワシは考える。
魅音のバックには鉄平をびびらせた葛西一門がいるから、それで一蹴だ。
だけど、礼奈は魅音に自分の家の状況を知られたくないのだ。
どうしてそうなるか!
君もそうだが、沙都子も人に甘える場所を間違っている気がする。
あなた達はどうして自分でどうにかしようとするんだ?
沙都子は人に頼らないでほしい時に甘えまくり、頼ってほしい時に全く甘えなかった。
「祟殺し」編の圭一は、極力他の人に頼っての結果がああなので、その点では仕方ないかもしれない。
と思ったのだが、冷静に考えると頼る方向が明らかにおかしいし、まだやれる努力があった事が後にわかる。
確かに、こんな話は打ち明けにくいかもしれない。
しかし、打ち明ければ、それで万事解決になる確率が高い。
それなのに何故自分でどうにかしようとするかな?
この不穏な話の流れ。
「祟殺し」編の冒頭で殺されていたリナ。
あの時、リナを拷問にかけて殺したのはレナなのか、という疑問がわいてしまうではないか。
例えそうでなかったとしても、今回のレナは凶行に走りそうな気が、すごくする。
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