リナの企みを知っていると礼奈が明かした事で、リナと礼奈の格闘が始まった。
…いや、格闘なんて生易しいものではないかな。
リナは明らかに殺意あるし。
現在2人がいる場所が、誰も知らない秘密の隠れ家という点が気になる。
ここなら何をしても気づかれない。
そして、ワシは別の編でレナが綿流しの日以降も生存しているのを知っている。
それを考えると、ここでマズイ事になると思われる人がどちらなのかは、すぐに分かる。
現段階では首を絞められている礼奈が不利だ。
でも、逆転しそうだな。
(本編読み進め)
ああ、やっぱりそうなったか。
ガラスをリナの手首に刺し、礼奈が逆転した。
しかも、間をおかずに鉛管でリナをどつき始めた。
礼奈、どつく、どつく。
そして最終的には殺してしまった。
礼奈はどつきながら錯乱してたな。
リナを放置していたから、母親は離婚してしまったのだという論法になっていた。
リナと母親の離婚は直接的には関係ないだろう。
ああ、でも詩音も「目明し」編の終盤で圭一を悟史の仇だと思っていたな。
それと同じか。
これは警察に正直に言えば正当防衛、最悪でも過剰防衛になるはずだ。
でも、礼奈は言う気がなさそうだ。
冷静に証拠を隠蔽しようとしている。
「人の助けを当てにしていじけている日々が如何に無様な事か」
だそうだ。
その意見には全く同意できない。
葛西に助けを求めていたら、血なまぐさい事はやらなくても問題は解決したかもしれないんだよ。
そういえばよく考えると、このリナの遺体を礼奈が解体したら「祟殺し」編に直結するかもしれないな。
お願いだ礼奈、解体しないでくれ。
「祟殺し」編は読み物としては好きだけど、そこに陥る圭一や沙都子は見たくないんだ。