綿流し編(4)

 今度は詩音から新デザート食べ放題に招待された。

 ウキウキしながらファミレスに向かった圭一だったが、そこでフキフキ行為を要求される詩音を見てしまった。
 助けようと、脂デブ(圭一命名)に戦いを挑む圭一。

 その時、時間が凍った。

 うーむ、何故圭一はよく時間が凍りつくのだろうか?
 「鬼隠し」編でも、ピンチに陥ると凍っていた。

 それも疑問だが、それよりも今はこの脂デブとの戦いの原因となったフキフキ行為が気になる。
 …少し危険ではないか?

 ワシは吐き気がした。
 この時代にセクハラの概念が薄い事を嘆いた。

 おのれ、脂デブ!
 詩音に、詩音に何させようとしているんじゃい!
 詩音、そんなものすり潰してしまえ

 (あら、どこかで聞いた事のあるフレーズですな)

キャー!


 脂デブに惨敗し、己の限界を知る圭一。
 そこで4人招待可能なチケットの残り3名枠を使い、魅音を除く3人組を召集した。

 ワシは大石さんでも呼んで、無法地帯を消すのかと思っていたよ。

 でも、よく考えれば綿流し編では、大石さんと圭一はまだ仲が良くないな。

 横道にそれたついでの疑問だが、大石さんがよく言う「よいお年を」って何なのだろう?
 警察の決まり文句なのだろうか?



 3人組は脂デブ達から詩音を守るために戦う。
 そして、最終的には彼らを追い払ってしまった。

 この3人組、追っ払い方が上手いなぁ。

 ただ、難があるとすればトラップガールのやり口かね。
 商品に下剤なんか入れてしまうと、店の評判おちないか?

 それに店外に出ていた梨花ちゃんが戻ってきているが、1度店外に出たら再入店は不可じゃなかったかね?
 …特別扱い?



 詩音の仕事も終わり、一緒に帰る圭一と詩音。

 魅音が詩音だと自分を偽る理由に気がついて欲しいと、遠まわしにレナから伝えられた圭一は必死でその理由を考える。
 しかし、わからない。

 わかってくれ、圭一!
 もどかしいぞ、お前!


 話を読み進めながら、悶えまくるワシ。

 恐怖話に至る前から、既に話にのめり込んでいる。

 レナと圭一よりも魅音と圭一の方が良い感じですな。
 こっちの組み合わせの方が好きだー!

 詩音と会話をする内に、詩音と偽る理由に圭一はやっと気がついた。

 遅ぇよ、圭一!

 遅い、遅くはあるけれど、コレで魅音と圭一の件は一件落着だと思った。
 しかしその直後、魅音が分身した

 圭一も混乱しているが、僕も混乱です。
 どこからどこまでが魅音がやった事で、どこからが本物の詩音がやった事なんだ?
 おおぅ、何なんでしょうコレ、大混乱です

 デザート食べ放題に招待した件だけが詩音なのかな、たぶん。

 この悪女・詩音め、さすが魅音の妹。
 万歳だよちくしょう!
 ワシも騙された!



 今回のプレイ中に、最も気になった梨花ちゃんの一言。

「……きっと圭一は素敵な大人になれますですよ」

 …なれるのか、大人に?
 そのまえに死ぬ確率がすごく高そうだよ。

 今回のプレイ中に、やめてくれとツッコんだ圭ちゃんの一言。

「レナももうひとりの自分を演じればいいじゃないか」

 絶対やめろ。
 やらせるな、圭一!
 させるな、圭一!


「うん、面白そうだね!」

 のるな、レナ!

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