圭一が不幸になる様を見たくない。
そのため、綿流しの夜が近づいてくるとプレイの進度が遅くなってきた。
もし、圭一が「鬼隠し」編と似た結末になってしまったら…。
話を先に進めたくないな。
そうは思っても、進めない訳にもいかないので渋々先に進めた。
綿流しの祭事に紛れて、トミーが倉庫破りをしていた。
「鬼隠し」編の時もやっていたのだろうか?
でも、あの時のトミーは梨花ちゃんの演舞を写真に撮っていた。
という事は、倉庫破りはしていない?
どうなんでしょうね。
祭具を見に行こうと詩音(得体の知れない感じがするが、嫌いではない。むしろ好き)に誘われる圭一。
駄目だ、断れ圭一!
物語の流れ上、断るわけがない事を重々承知してはいるが思わずにはいられない。
あぁ、祟られる原因ができてしまった。
鷹野さんから嫌な話を聞いた。
「綿流し」は、元来人間の臓物を指す「腸(わた)流し」だという。
うわぁ、それは圭一だけではなく、ワシも聞きたくなかった。
気味悪いよ。
それでも十分なのに、更に嫌な話をする鷹野さん。
綿流しで使う「ワタの入った布団」は何を指すかと圭一に問う。
布団のシーツ内に人間の臓物を入れたものか?
と思ったワシは、自分で言うのも何だがアッパレだ。
元々臓物の入っているモノ、つまり「人間」であるという本当の正解より気味が悪い。