綿流し編(8)

 最後にどうなるかわからないが、今回はレナが良い人に見える。

 ここまでプレイしてきて、ワシは1つの話で1人の女の子が狂うのだと思っていた。
 狂わない残り3人も、その予備軍だと思っていた。

 なので、沙都子と梨花ちゃんが死亡したかもしれないと言う事実が、とてもショックだ。
 まさか、4人組の中から犠牲者がでるとは思わなかったよ。

 今回の話、怖いだけではなく、とても悲しくもある。

 直に自分にではなく周囲に怪異が起こっているためなのだろうか?
 今回の圭一は、すんなりとオヤシロさまの祟りを受け入れているように見える。



 TIPSを読んで気付いた。

 鬼。

 そうだ、魅音という名前の中には鬼という字が付いている。
 つまり、生まれた時から園崎家の頭首となる事が決定付けられていたという訳か。
 婆っちゃの名前の中にも鬼という字は付いている。

 言われるまで全然気がつかなかったわい。

 ああ、ゲーム本編に顔も出さず、名前に鬼の字もない詩音の影が薄くなっていく…。



 今回の話は(最近影が薄いが)詩音だけではなく、レナも頼りがいがある。
 その分、圭一が情けなく見えてしまうがね。

 今までの話の内容から犯人を考えてみる。
 禁忌を犯した2人を処刑するべきだとは思っているけれど、実妹と好きな人だから手をくだせないという理由で魅音くさい。
 あぁ悲しい、何故仲間を疑わなければいけないのだ。


 (本編読み進め)


 って、うわあぁぁぁ!
 疑うも何も、やっぱりそうじゃないかっ!

 しかも奴は詩音だと偽って圭一に電話してきていたのか。

 うわっ、騙された!
 何が『詩音の存在がとても心強い』だよ!

 詩音じゃなかったぞ、あんの野郎ぅ。
 (心底悔しい)

騙されたー!




 自分の愚かさに悶えつつ、ふと疑問。

 祭具殿に入ったのは、魅音・詩音のどっちだ?

 あれは本当に詩音だったのだろうか?
 それによっては、立場が変わるよな。

 祭具殿に入ったのが変装した魅音だとすると、詩音は禁忌を犯していないのに処刑された可能性がある。

 そして、自分が禁忌を犯したのに自分の前でその件に関する会議が開かれていた可能性もある。
 そうだとすると、魅音には公由の村長さんに相談する時間がある。
 そうだよ、村長に可愛がって貰えるのは、どちらかというと近所に住む魅音だ。

 つまり魅音は犯人ではなく、処刑をする誰かに心底怯える被害者の可能性もあるのか?

 ええい、どっちなのだ?

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