マルチ栽培は、野菜などの作物を植え付けた畝を、ポリエチレンフィルムなどで覆う栽培法のことです。
この栽培法は、@地温が上がる、A土中の水分の蒸散を防ぐことができる、B雑草の発生を少なくできる、C雨が降っても跳ね返りで野菜などが汚れることを防止できる、D病気が出にくくなる、等、たくさんのメリットがあります。
しかし、一旦、フィルムで畝を覆うと、追肥ができにくくなる、という大きな問題が従来ありました。
この問題を解決したのが、本製品です。
裏返した状態です。
皿状の容器の底には十字の杭の周りに小さな穴が開いています。
下面にはマルチシートを十字に切り裂く杭があり、杭の周りには防水リングがあります。
蓋を外したところです。
追肥や補水を行なうときは、蓋を外します。
皿状の容器に追肥となる固形肥料を入れ蓋をします。
蓋の上に掌をあてて、土に押し込みます。
本器は、蓋があるため、肥料が直射日光に晒されて成分が劣化することがありません。
また、大雨が降ったとき肥料が容器の中からはじき出されるのを防ぎます。
皿の中に溜められた水(雨水やジョウロの水)は、固形肥料を溶かし、穴から杭に沿って土中へと浸透します。
防水リングは、十字に切り裂かれたマルチシートを土中へ引き込み、穴を拡大して追肥や水を確実に土中へ拡散させます。
使用状態@
写真のように、苗と苗の間に
マルチシートの上から押し込みます。
使用状態A
特許登録済