○ゼノビアまでの道中にて○

いざゼノビアに向かう段になりましたが、そこはそれ人の口に戸は立てられないと言うように、行く先々で民衆からの歓呼の渦に巻き込まれる反乱軍の諸氏でありました。無下にも出来ない彼等の足取りは遅々として進みません。
トリスタン(ジェネラル)
「ふう・・・これではいつゼノビアにつけるかわからないな」
カノープス(バルタン)
「しかしあれだ、ハイランドの面々は一種複雑な心境の様だな」
ギルバルド(ビーストマスター)
「うむ。結局エンドラは救うことは出来なかったからな」
ラウニィー(フレイア)
「・・・それは陛下の決めたことだ。多分、親父が一緒でも結果は変わらなかったろう」
デボネア(ジェネラル)
「陛下・・・」
アイーシャ(ビショップ)
「お二方のみならず、ハイランドの方々にはつらい様ですわ」
トリスタン
「うむ・・・。時にラウニィー、お願いがあるのだが、いいか?」
ラウニィー
「んー?珍しいな、皇子がお願いなんて。なんだ?」
トリスタン
私と結婚しよう
(居並ぶ一同、きれいに吹っ飛ぶ)
ノルン(ビショップ)
「・・・これはまた随分突拍子もないお願いね」
ラウニィー
「何事だ何の脈絡も無く!?」
トリスタン
「いや、まぁ何だ。そういう仕組みになっているんですラウニィーさん
ラウニィー
「こら、納得のいく説明をしろ!」
天の声
運命じゃ
(ぼかっ)
シャル
「まー何々?痴話喧嘩に首を突っ込むのはヤボだけど、気になるわー♪」
ラウニィー
「誰が痴話喧嘩やっとるかコラ」
ランスロット(パラディン)
「皇子、物事には段階や順序といったものが・・・」
トリスタン
「うむ。その辺を書くとラブコメになるから嫌がる奴がいてな」
カノープス
「こいつか」
天の声
「ばれたか」
ユーシス(セラフィム)
あなた以外に誰がいると?
ウォーレン(ネクロマンサー)
「ホッホッホ」
サラディン(ゴエティック)
「ふむ、ハイランドの名門家から新王国の王妃が誕生する・・・ハイランドの民は喜ぶでしょうな」
ラウニィー
「・・・そーゆーこと?」
トリスタン
「いや・・・私個人は別にそーゆーことだけではないのだが」
ニーナ(フレイア)
「まーまー、深読みしたくなる台詞ですわー♪」
ランスロット
お楽しみのようだな
デボネア
「ラウニィー、君の意思はどうなんだ?」
ラウニィー
「お、俺?いや・・・ちょっと、考える・・・
ノルン
「ところで、クアスの意思の方はどうなの?」
デボネア
「・・・え?
ノルン
「その僅かな間は何?やっぱり首に縄が必要なの!?私的には問題無いけど!
デボネア
「何で問題無いんだ!」
ユーシス
「またこの人達で締めなんですか?」
フォーゲル(ドラグーン)
「うむ、もめているほど敏感になるというからな」
ノルン
誰がもめてるのよ!
トリスタン
こーゆー展開でいいのか?
天の声
「俺にラブコメでも書けというのか?」
ニーナ
「ちょっちくらい成年指定かかってもよくてよ♪」
シャル
「もしくは耽美系に転がっても」
ノルン
路線が違うだけで基本は同じ様な気が・・・
天の声
「キャラ的に無理」
ニーナ
「ちぇー。いーもん自分で描くから」
トリスタン
やめんか!
突然な申し出に、反乱軍は女性陣・男性陣に分かれて討議に入ります。
とはいえ、この面々ですから討議といってもねぇ・・・くす。
シャル
「そういう風に仕立て上げたのはお前だろうが」
バダム(パラディン)
「身から出たワビサビとはこのことよ」
天の声
「余計なこと言うな」

男性陣営][女性陣営