○屋台村の一幕○

お祭りの様相を呈しているゼノビア城。ユーリアの独壇場ステージの他にも、あらゆる屋台がところせましとひしめき合っています。
そんな中に見覚えのある顔も見えます。
ポーシャ(かわいい女の子)
「わー、おまつりー」
ポーシャ父
「こらこら、そんなに走っちゃ駄目だぞ。っはっははは」
ポーシャ母
「久しぶりに家族ででかけますもの、無理もないですわ」

(二人の少女が相対して首をかしげあう)
ポーシャ
「・・・?あれー?」
アイリン(かわいい女の子)
「・・・?あれー?」
(そこに到着する両親たち)
イニア(アイリンママ)
「どうしたの、アイリン」
アイリン
「あ、おかーさん、アイリンがふたりいるのー」
ポーシャ
「ちがうもん!ポーシャがふたりいるのー」
アイリン
「あなたはだぁれ?わたし、アイリン」
ポーシャ
「わたし、ポーシャ」
ポーシャ母
「まぁまぁ、すいませんうちの娘が・・・あら?」
イニア
「あら?」
ポーシャ母
「まぁ!イニアじゃない!」
イニア
「サリア姉さん!」
ポーシャ母
「あら、私にも名前くださるの?」
天の声
「この際だ」
サリア(ポーシャママ)
「まぁ嬉しい。じゃあダーリンにも名前つけてくださいな」
天の声
「う、うーむ・・・」
ポーシャ父
「やあ、イニアちゃんじゃないか」
イニア
「まぁ、ロベルトさんも・・・」
ロベルト(ポーシャパパ)
「・・・なんか安直な気がするがまあいいか
アイリン
「パパはー?」
アイリン・パパ
「わ、私もかね?」
サリア
「まぁまぁ、ロナルドさん。お互い家族水入らずですわね」
ロナルド(アイリンパパ)
・・・このゲームの父親の立場って随分簡単に流されてるな
ロベルト
気にするな。お前だってむさい男より綺麗な女性の方がいいだろう
ロナルド
「なるほど」
パパさんズ
なっとく
(胸に手を当てるパパさんズ)
アイリン
「なにしてんのパパ?」
ポーシャ
「へんなの」
サリア
「じゃあ折角だし、一緒にまわりましょうね」
イニア
「そうね♪いくわよ、アイリン」
アイリン
「はーい♪いこ、ポーシャちゃん」
ポーシャ
「うん♪」
(はしゃぎつつ見事なフットワークで群集の隙間を駆け抜ける娘達)
サリア
「まぁ・・・すっかり上達したわねぇ」
イニア
「やっぱりお互い、ダーリンの影響かしらねぇ」
天の声
ピー!きっくおーふ」
(サッカーボールを蹴上げる)
ロベルト
「!」
ロナルド
「!」
(ボールの奪い合いをしつつ見事に群集の間をすりぬけつつ娘達を追う父達)
サリア
「名前の出展がバレバレですわねぇ」
イニア
「さ、私達はゆっくり行きましょうか」
天の声
しんちょー、そーれぃ♪
(バレーボールを打ち上げる)
サリア
「!」
イニア
「!」
(トスを上げつつ見事なフットワークで娘と父達を追う母達)
えーっと・・・。
まぁ余興ということで(笑)


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